Home > movie > 笑いの主役は『セーラ』ですね

笑いの主役は『セーラ』ですね

  • 2008-05-13 (火) 13:51
  • movie

先日友人たちと一緒に電&キバ劇場版を見てきました。予想通りというかなんというか、電がメインでキバは「応援に駆けつけた」って感じで大満足です。ちょっとレビューっぽいのを書きます。ちょっとネタバレるので注意。

電王は素晴らしい作品だった!

改めて思いました。電は素晴らしい。電こそ傑作。他の平成ライダーをほとんど見てない時点で偉そうなことなど言えないんですけど、それでも言いたい、元祖昭和ライダーっ子として言うさ。matonoは電を、電を愛しています!!

というくらい、すべてが懐かしいです。このタイミングでリバイバルってのがやっぱ東映の勝利というか。電車が来るとこの効果音とかOPとかですね、毎週毎週ほんとに楽しみにしてたなあと思って、録画してたにも関わらず気づけば日曜朝8時に起き、眠気と戦いながらきゅんきゅんしていた、なんか一年分まとめて思い出みたくなっとる。最終回なんてもうぶっちゃけ泣きどころ関係なくじーんときてたからね、「俺、便所!」とかいう最低キャッチフレーズも考えたりしたけどさ、すべては愛。今まで淋しかったよー電。会いたかったよー電。さっすがタフだね東映。俺、頑丈!

みたいな、一人盛り上がり最高潮でスタートです。

アクションシーンが派手!

今回メガホンをとった監督が、どうもアクション大好きな監督だったらしい。こだわりまくったらしい。いきなりカースタントから始まるし、拳銃アクション、サーベル/日本刀、どろんこ格闘、ビル爆破、極めつけはコハナちゃんによるバズーカ発砲など、目白押しですね。ああいうの好きです。画面の揺れも半端ないので願わくばもう少し後ろの席で見たかったかな、という感じ。(ど真ん中だった)

とくにリュウ憑き良ちゃんが池袋を踊り狂いながら暴れるシーンは派手でいいですね。ダンサーズもまた今までにないはっちゃけぶりでした。あのラップが聞こえると実際私も踊り出しそうになるんですよ。

今回、狂言回し的な役割で年若いドジ刑事ってのが出てきて(まあ本編で言うと怪人に襲われて正義の味方に助けられる被害者的な人)、この人が今まで誰もつっこまなかったつっこみをやってくれて嬉しかったです。

「答え聞こうよ~」

それそれ、言いたかったよね、誰もが。リュウは答えどころか人の話もあんまし聞いてないですけどね。だがそこがイイ!

そういやクライマックス刑事って

そう、上にもちょっと書いてるけど主題が「電王で刑事モノ!」だったんで、なんかとりあえず悪の組織を警察がぶっつぶすシナリオです。いやいや「デンライナー署」って。まあこんなの電ではいつものことですから、全然気になりませんね。

オーナーが万国旗が出てくるおもちゃの拳銃をぶっ放すシーン、2分くらいのものなのに3時間かけて撮ったそうです。トリビア。

ゆーとがちょっとふっくらしている

とりあえずゆーとが出てくるとテンション上がるんですけど、それもまた同窓会みたいな懐かしさもあってね、で、しかしゆーと、記憶の中の姿よりちょっとふっくらした? みたいな。きっとデネブのおかげでしょうね。あと心配事が減ったからかな?

独断と偏見による電の時空分析

とはいえ、微妙に本編の復習しながら、結局ゆーとってどうなるの? みたいなのを考えてしまいました。いやーでも考えないほうがいいのかなー。コハナちゃんがまだ存在しているってことは、未来でおねえちゃんとゆーとは出会い、恋に落ち、結婚して子をもうけるわけですよね。しかし、本当にあのゆーとがおねえちゃんと恋を? 10年後とかに?? やっぱ深く考えたらまずいんじゃないかなーみたいな。

なんつーかあの様子を見てると、ゆーとは時空の狭間でずっとぷらぷらしてそうだし、良ちゃんに至ってはもう電車から降りられなくなってるっぽいので、未来は変わるんじゃないかな……とかが希望的独断的な見方です。よしこれで行こう。

ハナさんとハナさんのいた時空は、カイ君のいたずらで一回は消滅している。あの大人のハナさんは、特異点だったからあの時点で生き残ったけど、小さく(コハナに)なっちゃったということは、「消えたはずの時空が復活している可能性」というのではなくて、「消えたはずの時空がまた別の道として存在し始めた」という解釈が相応しい。今のコハナちゃんが成長していったら、あの頃のハナさんとは違ってしまう、それと一緒で、今のゆーとが成長しても、当然あの帽子とまったく同じにはなれない。

だからおねえちゃんは、今時空の狭間でぷらぷらしているゆーととは別の人、けれども、あの頃の帽子ととてもよく似た、時空のいたずらが生み出した男性と恋に落ち、やっぱり特異点であるコハナちゃんを身ごもる。んで、ゆーとは、言わば時空の裂け目に落ちたようなもの、「どの時空にも属さなくなってしまった旅人」、になっているのだと思います。というか、そういうのをすべて分かったうえで、覚悟して、おねえちゃんとかつての帽子は踏み切ったんだと思う。人間のいる世界を守るために。

そんで、ここからが重要なのな、ここがミソ。つまり来歴を含めて今のゆーとを知ってる「人間」は、良ちゃんだけなので、良ちゃんの記憶がなくなると、ゆーとはこの時空から消滅してしまいます。そこはイマジン達と似たような感じ。一度消滅したときも、良ちゃんだけは覚えてたし、まあ良ちゃんはそういう意味でも「特異点」なのかね。そう、良ちゃんに忘れられたら消える、ゆーとはそういう儚い状況に結果として追いやられた。ゆーと自身は、自分は消えてもいいやって思ってるのよ、ああいう子なので。ですけど、良ちゃんはそんなのイヤだから、ゆーとを構う。ただ、困ったことに良ちゃんには、友人も多いし、おねえちゃんも心配だしで、口とは裏腹に淋しいゆーと。思い出の場所で日々星を眺めるゆーと。

この構造ですね、これが自分的に最高の解釈ですね。で、そこに加えて、良ちゃんはどうやって生計立ててんだ? という疑問があるので、ミルクティッパー2号店を良ちゃんとゆーとがやればいい、ってなったわけで、映画を見ながら思考がまとまっていったんだけど、当日はこの最後の「2号店やればいい」ってとこしか主張できんかった。自分が提供できるのはここまでです、誰か書いたらいいと思うよ。

セーラが面白すぎる

さて、このままではタイトルが謎ですね。この「セーラ」っていうのがすごかったんですよ。セーラのおかげで腹筋が鍛えられた。

セーラはですね、「悪の組織」の一員である外国人女性です。けっこうオバサンぽく見えたのにパンフレット見たら自分と1つしか歳違わなかったよ、と若干凹みつつも、金髪の外国人女性です。ああいうマフィアっぽい集団には中国っぽさと欧米っぽさが同居する場合が多くありますし、なんか中国っぽい団体の方が直立不動で全員レゴの人形に酷似したポーズなのは置いておいて、欧米担当のセーラですよ。

見事な片言の日本語で「毒なんか入ってないョ」って言うわけよ。うわーもう死ぬほど中途半端に日本語喋れとる!! 見た目からして相当ツボでしたけど、喋り出すともっとツボ、笑いの。ど真ん中にキマってしまった。

しかも、ちょい役かと思ったら、中盤からおもにゆーとに絡むんですね。それは基本的にゆーとに憑いたウラちゃんのせいなんですけど、「ユウト……」のせりふも二回くらいあるし。憑いてたイマジンはピエロだし、イマジンが出て行ってもなんかマッドなままだし、武器が日本刀だし、コハナちゃんと本気の格闘するし。去年の夏の劇場版の、ゲキにおけるインリンと同程度の役柄。そんなん初登場時には想像もつかなかったよセーラ。劇中では名前も出てこないけどセーラ。

もうほんとああいうのは困りますね、狙ってないところが常にツボ、それがmatono。

キバはどうだったのか

本編は一回見ただけなので、最後に出てきてるのがお父さんだとかは全然気づきませんでした。主人公男前ですね。あとなんか、皮膚にステンドグラスみたいな模様をのせていくCGは、けっこう手間だと思うので心意気に感動しました。心意気といえば国会議事堂で撮影なんて大胆なことやったもんだな。

二人ライダーキックも見てて面白かったです。ただ、やっぱりセーラの魅力の前には、キバは弱かったですね。インパクト的にも。劇場版のCMはとりあえずすごかったですけど。そんな感じなので、キバの分量というかバランスもすごくよかった。この映画はDVDになってノーカット版じゃなくてもメイキングがちょっと付くだけでも買う価値があります。絶対買います。

まとめ

電ほど素晴らしい特撮は今後しばらく現われないのではないか、と思っている。電以前電以後、というカテゴライズさえ出来そう。とか偉そうなこと言いつつ、心から懐かしく萌えられた映画でした。もえー。笑いもタップリです。

で、若干五月病気味なので、私そういうときにすごく無遠慮なこととか言いがちなので、後から色々反省しました。一応対策として、一日中猫の動画とか、ひろゆきのヘブン状態の動画とか、エルフェンリートとか見ず、真面目に生きて、慎み深い人間にならないといけないなーと思った次第です。

Comments:0

Comment Form
Remember personal info

Trackbacks:0

Trackback URL for this entry
http://dutch-roll.com/review/movie/75.html/trackback
Listed below are links to weblogs that reference
笑いの主役は『セーラ』ですね from dutch-roll.com

Home > movie > 笑いの主役は『セーラ』ですね

Search
Feeds
Meta

Return to page top