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遙か4感想日記 フルコンプ後

  • 2009-05-13 (水) 17:38
  • BL | game

感想の前に言っておくと、スケット団、展開は読めてたけど右と左という芸の細かさにはすっかりやられた!!

そういえば最近読んだBLの中では木下けいこの「由利先生は今日も上機嫌」が面白かったかなー。木下けいこと紺野けい子と紺野キタがなんとなくごっちゃになっていて(私なんかこういうごっちゃになる現象が多いんですけど)、一回はっきりさせなあかんと思って買ったら当たりだった。けど、由利先生シリーズは設定が好きなので他は分かんないな。

歩田川和果の「エディドヤ」という、ちょっと変わったBLも読んだ。なんかのレビューサイトで「これは哲学だ」という感想を見たのでマジかと思って興味津々で読んだけど、面白かったけど別に哲学じゃなくない? 雰囲気で言ってるだけじゃない? 毒にんじんで死んだ先生に怒られるで。とか思いつつも、久しぶりに「成功してる雰囲気まんが」じゃないかなと思われました。ダビデ王と後のソロモン王を産んだバテシバ(バト・シェバ)の逸話が背景として出てくる。なんとなくこの「バテシバ」という字面とかが、絵の雰囲気に合ってるのがおもしろいです。でもって、ダビデとバテシバと元夫ウリヤはまあ言わば三角関係なのに、登場人物が合計四人いて、単なる対比じゃ読めないという。合計四人の登場人物のうち、一人は名前しか出てこないけど重要人物で、四人の関係性を把握するだけでも難しいのなーしかも一人が嘘ついてたりな。結局これは背景の逸話は直接関係なくて、この逸話をもとに群像劇的に恋愛における価値観をぶつけ合って、最後は皆それぞれ壁を超えていく、という、そういう感じじゃないかな。まあ解釈好きには大変たまらない、うまい謎かけだと思います。語り足りなさそうでもあるけどなー。

そんで「窮鼠はチーズの夢を見る」を読んだ人は続編「俎上の恋は二度跳ねる」を見逃さないように! ビビるから、展開の巧みさに。ここまで骨太に恋愛を描き切った作品はノーマルまんがを含めても滅多にないと思います。

あとね、BLじゃないですけど勝田文に惚れた、久しぶりに少女漫画が面白いと思ったよ! 「あのこにもらった音楽」愛蔵版はとてもおススメです。もう最近まんがを読みたくてしょうがない症候群で、読みすぎです。杉浦日向子が究極的に渋かった。ブリザードアクセルも読んだなー。金剛番長よりは好みじゃなかったです。少年まんがの文脈で男女のペアに愛し合われるのが苦手……。

では感想です。

サザキの書

デザート的にやって、やはりこれはデザート的だと思ったという、わりとそんな感想ですね。やや無理のある展開だったとは思うけど、うん、でも助けに来てくれるのとか普通にときめきました。食べものをくれたり助けてくれたりする人はすぐに好きになってしまいます。ただし食べきれないときに怒る人は嫌いです。たまにいるじゃん、外食してるときに「出されたものは全部食べろ」とか怖い顔で強要してくる人さ。支配するのは自分の皿だけにしろよって思う。私がそれを全部平らげることによってお腹を壊したり、あるいは長期的に見てメタボって死んだらお前責任取れるのかと。禁煙しろとかよりよっぽど腹立つわ。自分の口に入れるものなのになぜ口出しされないといけないんですか。そりゃ料理作ってくれた人が目の前にいる状態では気をつけるけど、会社の食堂とかサイゼリヤとかで常に残さず食べろってどうよ。そのくせあんたらコピー用紙なんかは無駄づかいしまくりじゃないか! 今日これを上司に言ってしまいそうになったんですけど、無傷で寸止めしたよ。あー私も大人になったなー。

という話はまったく関係なくて、いや、サザキルートは、もっと那岐とか遠夜とか出てくるかなと思ったんですよ。でも全然出てこなくて本当に個別ルートだった。あれは淋しいですね。遙か4は全体的にそんな感じだったなあ……。

風早の書(ノーマル、トゥルー両方)

ノーマルルートに入るくらいまで、風早の正体にまったく気づいていなかった私です。アシュヴィンでさえ気づいていたのに!! というか、アシュヴィンが気づいているという流れが、けっこうかわいくて好きかも。那岐はめっちゃビビってるのに、アシュは平然としている。目の前に出されたものを疑わない、というの、アシュの育ちの良さがあらわれてる気がするなー。いやほら、結局、可能性を広げて見られるのって、余裕ある者にしかできないじゃないですか。(そのぶん余裕を失ったときの盲目さが怖そうではあるけど)

トゥルーEDだと、一ノ姫とか羽張彦が生きてるのがすごいですね。そのうえで柊が消えてるかと思うと、死にそうにいじましいな。(←大団円の話)井上ボイスがやっぱりたまらんので、風早ルートはそれなりに心地よくすべての台詞を聴いていました。ほぼドラマCDのノリ。最後の戦闘だけは早送りナシで、フィナーレを自分に。

大団円の書(忍人含む)・その他キャラ

まあ大団円は最後に見ようとか思って耐えていて、最後にほんと全部見たけど、なんか甘い終わり方をするのは少数なんですね。那岐が普通過ぎてあれっと。那岐はやっぱり那岐ルートの那岐が一番かわいかったな。遠夜もですけど。布都彦のラブラブ大団円がいっそ意外。カリガネと夕霧ルートは良かったなーと思いました。ラージャと岩長姫って入れる意味あったのかな。

で、忍人は、すごくかわいそうで、むしろかわいそうさが増してしまった気がします。救済エンドって言うけど全然救済されてなくない? スチルがきれいなだけに極めて悲しい感じに。しかし忍人って、こういう終わり方するってことは、恋愛したらアカン運命のもとに生まれた人なんだろなー。現実に生きてても、別にものすごく容姿や性格に難があるわけでもなく、どちらかというと美しいような人が、なぜか恋愛だけは苦手そうにしてたり、あるいは恋愛に“巻き込まれる”と途端に身を持ち崩してしまったり、ということは、なきにしもあらずだと思うので、忍人はそういう人の代表として描かれたのかなー。それを恋愛シミュレーションゲームでやるのは矛盾だろうけど。

そういう感じで、フルコンプしてみて、とても面白いゲームだったと思ったし、シャニ×遠夜は相変わらず推奨していきたいですし、柊がオナニストであろうことも強調していきたいポイントですが、もう一周したいなと思うほどではありませんでした。3は十六夜で同じストーリーなぞるのもあんまり苦痛じゃなかったのにな~。今さらICOやりたいなーと思ってみたり、今度こそ王国をやり続けたいとか、ビューティフル塊魂ももう一回やりたい。前は久しぶりだったので王子ダッシュを忘れてたのです。

とはいえやはり、根がゲーマーではないためか、どうしても読書に傾倒しがちなこのごろです。

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