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	<title>dutch-roll.com &#187; BL</title>
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	<description>ジャンプ・サブカル・BL・乙女ゲー、日々雑感ミックスフレーバー</description>
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		<title>攻めるシーズン</title>
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		<pubDate>Mon, 31 Aug 2009 02:35:17 +0000</pubDate>
		<dc:creator>matono</dc:creator>
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		<category><![CDATA[comic]]></category>

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		<description><![CDATA[				私が人生攻めようとしてるときは大体病んでるときですけど、顔色悪いのはデフォルトです。
				
				さて、ずっとレンタルしたかったのに貸し出し中のままでハンカチを噛んでいた「ちはやふる」を、先日ようやく読みました。みんなの言う通りすごい萌え漫画でした。ふつうに主人公（の少年）二人がくっついたりするのかなーと思っていたら、ドSの須藤くんに超萌えた。理由は、須藤くんがドSだからです。イコール最上級です。「ごめんなさいは?」とか言われるだけのロボットになりたいわ。乙女ゲーに感じる憧れ的な萌えを体感しました。といって、主人公（の少年）二人も気になりはしますけど。二人ともかわいらしすぎてなんともできない感じですね、現段階では。
				
				あとストーリー的にも萌えとか言いながら私競技かるたには興味があったので、すごく楽しめた。競技かるたというよりはまあ和歌が好きだったんですよ。何が詠まれているのかを考えるとわくわくしまして、あら雅やねえとか思いまして、百人一首は百首覚えてますけど、決まり字は大山札＋あで始まる16枚くらいしか知らず、しかも中間飛ばされたら分からない、上の句が終わるか終わらないかのうちには取れるけど、それより速く動いたことはない、そんな感じの中途半端な百人一首好きです。現代語訳とかも文化のズレっぷりがおもしろくってさあ、という。だからかなちゃんに共感するする、千早が攻めるタイプの主人公なので、かなちゃんみたいな子が出てこないと逆におかしいくらいに思ってたので、グッジョブ、攻めるかるたグッジョブ!
				
				あと、「ちはやふる」のあの歌ね、私すっごいガンダムのイメージなの。なんでかっていうと、昔ガンダムWが好きでアニメディアとか買ってたころのお正月特集で、百人一首をもじってガンダムWキャラに詠ませよう、みたいな企画があってですね、あのアニメディア捨てなきゃよかったなーアア、ちはやふるはヒイロ・ユイの傍若無人さを詠むみたいになってて、「～首くくる（自爆する）とは」みたいな、いやいや待ってと、神聖な和歌に何してくれてんねんと思いながら、しかしこの真っ赤に染まる紅葉の歌はヒイロにぴったりだなあとか（1×2だったんですけど）思って、ドキドキしていた、そんな過去を思い出して恥ずかしさでバーンてなります、頭が。
				
				そういえばHに勧めた「青のエクソシスト」ですが、Yにも勧めたほうがよかったんだな、と最近気がつきました。1巻だけじゃ分からんかなーと思って、私は（意外にも）加藤和恵の絵が好きなんですけどね、ほんと読むほどにこのメガネはY向けだったと。私はネクタイ締めてあげてるときの顔の近さとかにエロスを感じ、あるいは植物と同化などにエロスを感じました。アガペーだと思います。（最近なみえの影響でアガペーアガペー言ってます）
				
				なんかもう漫画の話しかしてないのでついでにBL界隈も言うと、この前まんだらけでいろいろ入手した明治カナ子はやはり興味深く、登場人物の家族関係がだいたいにおいて破綻してるなどの特徴を発見、なるほどなーと思いました。説得力のみなもとは案外そんなとこにあったのか。そんで藤たまきを今さら読んで呻った。文庫になってるすごく古い作品を読んだんですけどもね、「桜並木袋小路」が懐かしすぎて切ない。懐かしいと言っても昔読んだとかじゃないんですけど、藍川さとるとかあとり硅子とか、なんでしょう、あの頃の新書館といえばいいのか、竹美家ららにも通じる、いやもっとなんか、少女まんがになりきれなかった何か、繊細すぎて胸の中に蓮の花が咲いたうたかたの日々（ボリス・ヴィアン）のような、あっ言い過ぎたかもしれない、とにかく切なさが好みでした。全然泣きはしないんだけども「泣きそうになる」というあの感じを味わえます。
				
				会田薫でふゅーじょんぷろだくとの発掘力に期待を覚えたので出てるやつ全部（オリジナルはまだ3冊くらいだけど）買って読みましたところ、恋煩シビトは確実に感性が合うと思い、それどころかBLコミックに出てきたキャラのバックグラウンドとかその後の人生とかをほぼ初めて考えてしまったというか、人の作り方とドラマの持って行き方がステキでちた、一見ありきたりなのに。ドラゴンの刺青の龍二君は本当に誰か幸せにしてくれんかな無理だったら私が、と思ったくらいです。（私はBLはわりと冷静に読むことが多いのでこれはかなりキテる）ペンネームもいかしてますよね、「死人の恋わずらい」（伊藤潤二）、好きだったロマンホラー。一方、世界一幸せなBLという帯のモチメ子さんのは、そんなに合わなかったんですけど、私が合わなかったというだけで、これ好きな人は好きだろうなーと思います。やはりふゅーじょん面白い人選。東京漫画社とは全然違う路線でいってほしい、と思ってたら創刊されたBL雑誌にはヤマシタトモコ呼んじゃうのね……それは仕方ないわね。
				
				あとすごく昔に友だちから読ませてもらったテニス（鳳宍）のすごく暗くて長い同人誌をどうしてももう一度読んでみたくて、しかし絵柄と1つのシーン（宍戸が長髪の頃なんかいじめられててむしろ輪姦され、長太郎がそれを見せられている、という）しか覚えてなくて、まあもうちょい詳しくも言えますけど、基本そういう暗い続き物の話で、時間の隔たりもあるためそれだけじゃまったく探しようがなく、何かちょっとでもいいから手がかり、と思って氷帝出身かつ商業で活躍されている作家さんのコミックとか探したりして、途中で山中ヒコの「王子と小鳥」を読んだんですけど、一瞬何を探してたか忘れるくらい面白かったです。アラブの王子と日本人の男の子（王子より年上）の純愛BL。アラブやべえ、もうアラブだけでやべえ、という感じですが、アラビア語などにも誠実さがあり、実に独特な感性と未来を感じさせる良作だと思います。とTさんSさんに勧めてはみたけど、私の感性は基本やべえらしいので「面白そうだけど買いはしない」と却下されました。神子は慧眼だね。
				
				なんというか最近現実が面白くないので（嫌なことって連続するよね!）、恋愛等のモチベーションもすっかり落ち、感情のないロボットになりたいわーとかわりと真剣に思って、洋画でラブドールと結婚しちゃう男のラブストーリー的なのも公開されたし、好みの顔した男の子人形と私一生暮らすわ、とか、本当に何度も言うけど半ば真剣に考えちゃって3時間くらい検索したけど、結論としては私好みの少年ラブドールはなかったです。今後このブログがヒットするようになったらゴメンていうくらいなかった。しかしなぜか、卒業式で全員首を切られるエロ漫画とか発見、あまりのアホさに笑いが止まらなくなってるうち、おむつにしか萌えられない人の狂乱のサイトに遭遇、私なんか全然まだまだだなーと思って、最終的に崎谷はるひの「少年人形」っていうBL小説が妙に変態さで評判高いのを知って買いました。半分くらい読んだけど、実に変態で、今大きなビルの受付嬢のように爽やかに笑いながら「これはまったく変態ですね!」と言える、夏の終わりを実感しています。私は変態といってもすぐグロ方面とか文学っぽい感じで変態に生きててもいいんだよと言いたくなるたちなので、なんか純粋に変態を楽しんでる人たちが新鮮です。というか今まで「これは変態なのでは」と期待を寄せたBL小説がことごとく文章・構成・小説のすべてが破壊されていていくらすげえプレイしてても一向に何もこみ上げてこなかった経験などから、かなりナメてかかってたんですけど、崎谷はるひは文章・構成・小説のすべてがぐっとまともであるばかりか、たまにとんでもなく面白いアフォリズムも出てくるし、あえぎ声とかも勉強なるし、あまつさえ変態という、私もこれは笑顔にならざるを得ません。本当にありがとうございました。
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[				<p>私が人生攻めようとしてるときは大体病んでるときですけど、顔色悪いのはデフォルトです。</p>
				
				<p>さて、ずっとレンタルしたかったのに貸し出し中のままでハンカチを噛んでいた「ちはやふる」を、先日ようやく読みました。みんなの言う通りすごい萌え漫画でした。ふつうに主人公（の少年）二人がくっついたりするのかなーと思っていたら、ドSの須藤くんに超萌えた。理由は、須藤くんがドSだからです。イコール最上級です。「ごめんなさいは?」とか言われるだけのロボットになりたいわ。乙女ゲーに感じる憧れ的な萌えを体感しました。といって、主人公（の少年）二人も気になりはしますけど。二人ともかわいらしすぎてなんともできない感じですね、現段階では。</p>
				
				<p>あとストーリー的にも萌えとか言いながら私競技かるたには興味があったので、すごく楽しめた。競技かるたというよりはまあ和歌が好きだったんですよ。何が詠まれているのかを考えるとわくわくしまして、あら雅やねえとか思いまして、百人一首は百首覚えてますけど、決まり字は大山札＋あで始まる16枚くらいしか知らず、しかも中間飛ばされたら分からない、上の句が終わるか終わらないかのうちには取れるけど、それより速く動いたことはない、そんな感じの中途半端な百人一首好きです。現代語訳とかも文化のズレっぷりがおもしろくってさあ、という。だからかなちゃんに共感するする、千早が攻めるタイプの主人公なので、かなちゃんみたいな子が出てこないと逆におかしいくらいに思ってたので、グッジョブ、攻めるかるたグッジョブ!</p>
				
				<p>あと、「ちはやふる」のあの歌ね、私すっごいガンダムのイメージなの。なんでかっていうと、昔ガンダムWが好きでアニメディアとか買ってたころのお正月特集で、百人一首をもじってガンダムWキャラに詠ませよう、みたいな企画があってですね、あのアニメディア捨てなきゃよかったなーアア、ちはやふるはヒイロ・ユイの傍若無人さを詠むみたいになってて、「～首くくる（自爆する）とは」みたいな、いやいや待ってと、神聖な和歌に何してくれてんねんと思いながら、しかしこの真っ赤に染まる紅葉の歌はヒイロにぴったりだなあとか（1×2だったんですけど）思って、ドキドキしていた、そんな過去を思い出して恥ずかしさでバーンてなります、頭が。</p>
				
				<p>そういえばHに勧めた「青のエクソシスト」ですが、Yにも勧めたほうがよかったんだな、と最近気がつきました。1巻だけじゃ分からんかなーと思って、私は（意外にも）加藤和恵の絵が好きなんですけどね、ほんと読むほどにこのメガネはY向けだったと。私はネクタイ締めてあげてるときの顔の近さとかにエロスを感じ、あるいは植物と同化などにエロスを感じました。アガペーだと思います。（最近なみえの影響でアガペーアガペー言ってます）</p>
				
				<p>なんかもう漫画の話しかしてないのでついでにBL界隈も言うと、この前まんだらけでいろいろ入手した明治カナ子はやはり興味深く、登場人物の家族関係がだいたいにおいて破綻してるなどの特徴を発見、なるほどなーと思いました。説得力のみなもとは案外そんなとこにあったのか。そんで藤たまきを今さら読んで呻った。文庫になってるすごく古い作品を読んだんですけどもね、「桜並木袋小路」が懐かしすぎて切ない。懐かしいと言っても昔読んだとかじゃないんですけど、藍川さとるとかあとり硅子とか、なんでしょう、あの頃の新書館といえばいいのか、竹美家ららにも通じる、いやもっとなんか、少女まんがになりきれなかった何か、繊細すぎて胸の中に蓮の花が咲いたうたかたの日々（ボリス・ヴィアン）のような、あっ言い過ぎたかもしれない、とにかく切なさが好みでした。全然泣きはしないんだけども「泣きそうになる」というあの感じを味わえます。</p>
				
				<p>会田薫でふゅーじょんぷろだくとの発掘力に期待を覚えたので出てるやつ全部（オリジナルはまだ3冊くらいだけど）買って読みましたところ、恋煩シビトは確実に感性が合うと思い、それどころかBLコミックに出てきたキャラのバックグラウンドとかその後の人生とかをほぼ初めて考えてしまったというか、人の作り方とドラマの持って行き方がステキでちた、一見ありきたりなのに。ドラゴンの刺青の龍二君は本当に誰か幸せにしてくれんかな無理だったら私が、と思ったくらいです。（私はBLはわりと冷静に読むことが多いのでこれはかなりキテる）ペンネームもいかしてますよね、「死人の恋わずらい」（伊藤潤二）、好きだったロマンホラー。一方、世界一幸せなBLという帯のモチメ子さんのは、そんなに合わなかったんですけど、私が合わなかったというだけで、これ好きな人は好きだろうなーと思います。やはりふゅーじょん面白い人選。東京漫画社とは全然違う路線でいってほしい、と思ってたら創刊されたBL雑誌にはヤマシタトモコ呼んじゃうのね……それは仕方ないわね。</p>
				
				<p>あとすごく昔に友だちから読ませてもらったテニス（鳳宍）のすごく暗くて長い同人誌をどうしてももう一度読んでみたくて、しかし絵柄と1つのシーン（宍戸が長髪の頃なんかいじめられててむしろ輪姦され、長太郎がそれを見せられている、という）しか覚えてなくて、まあもうちょい詳しくも言えますけど、基本そういう暗い続き物の話で、時間の隔たりもあるためそれだけじゃまったく探しようがなく、何かちょっとでもいいから手がかり、と思って氷帝出身かつ商業で活躍されている作家さんのコミックとか探したりして、途中で山中ヒコの「王子と小鳥」を読んだんですけど、一瞬何を探してたか忘れるくらい面白かったです。アラブの王子と日本人の男の子（王子より年上）の純愛BL。アラブやべえ、もうアラブだけでやべえ、という感じですが、アラビア語などにも誠実さがあり、実に独特な感性と未来を感じさせる良作だと思います。とTさんSさんに勧めてはみたけど、私の感性は基本やべえらしいので「面白そうだけど買いはしない」と却下されました。神子は慧眼だね。</p>
				
				<p>なんというか最近現実が面白くないので（嫌なことって連続するよね!）、恋愛等のモチベーションもすっかり落ち、感情のないロボットになりたいわーとかわりと真剣に思って、洋画でラブドールと結婚しちゃう男のラブストーリー的なのも公開されたし、好みの顔した男の子人形と私一生暮らすわ、とか、本当に何度も言うけど半ば真剣に考えちゃって3時間くらい検索したけど、結論としては私好みの少年ラブドールはなかったです。今後このブログがヒットするようになったらゴメンていうくらいなかった。しかしなぜか、卒業式で全員首を切られるエロ漫画とか発見、あまりのアホさに笑いが止まらなくなってるうち、おむつにしか萌えられない人の狂乱のサイトに遭遇、私なんか全然まだまだだなーと思って、最終的に崎谷はるひの「少年人形」っていうBL小説が妙に変態さで評判高いのを知って買いました。半分くらい読んだけど、実に変態で、今大きなビルの受付嬢のように爽やかに笑いながら「これはまったく変態ですね!」と言える、夏の終わりを実感しています。私は変態といってもすぐグロ方面とか文学っぽい感じで変態に生きててもいいんだよと言いたくなるたちなので、なんか純粋に変態を楽しんでる人たちが新鮮です。というか今まで「これは変態なのでは」と期待を寄せたBL小説がことごとく文章・構成・小説のすべてが破壊されていていくらすげえプレイしてても一向に何もこみ上げてこなかった経験などから、かなりナメてかかってたんですけど、崎谷はるひは文章・構成・小説のすべてがぐっとまともであるばかりか、たまにとんでもなく面白いアフォリズムも出てくるし、あえぎ声とかも勉強なるし、あまつさえ変態という、私もこれは笑顔にならざるを得ません。本当にありがとうございました。</p>
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		<title>遙か4感想日記　フルコンプ後</title>
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		<pubDate>Wed, 13 May 2009 08:38:58 +0000</pubDate>
		<dc:creator>matono</dc:creator>
				<category><![CDATA[BL]]></category>
		<category><![CDATA[game]]></category>

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		<description><![CDATA[				感想の前に言っておくと、スケット団、展開は読めてたけど右と左という芸の細かさにはすっかりやられた!!
				
				そういえば最近読んだBLの中では木下けいこの「由利先生は今日も上機嫌」が面白かったかなー。木下けいこと紺野けい子と紺野キタがなんとなくごっちゃになっていて（私なんかこういうごっちゃになる現象が多いんですけど）、一回はっきりさせなあかんと思って買ったら当たりだった。けど、由利先生シリーズは設定が好きなので他は分かんないな。
				
				歩田川和果の「エディドヤ」という、ちょっと変わったBLも読んだ。なんかのレビューサイトで「これは哲学だ」という感想を見たのでマジかと思って興味津々で読んだけど、面白かったけど別に哲学じゃなくない?　雰囲気で言ってるだけじゃない?　毒にんじんで死んだ先生に怒られるで。とか思いつつも、久しぶりに「成功してる雰囲気まんが」じゃないかなと思われました。ダビデ王と後のソロモン王を産んだバテシバ（バト・シェバ）の逸話が背景として出てくる。なんとなくこの「バテシバ」という字面とかが、絵の雰囲気に合ってるのがおもしろいです。でもって、ダビデとバテシバと元夫ウリヤはまあ言わば三角関係なのに、登場人物が合計四人いて、単なる対比じゃ読めないという。合計四人の登場人物のうち、一人は名前しか出てこないけど重要人物で、四人の関係性を把握するだけでも難しいのなーしかも一人が嘘ついてたりな。結局これは背景の逸話は直接関係なくて、この逸話をもとに群像劇的に恋愛における価値観をぶつけ合って、最後は皆それぞれ壁を超えていく、という、そういう感じじゃないかな。まあ解釈好きには大変たまらない、うまい謎かけだと思います。語り足りなさそうでもあるけどなー。
				
				そんで「窮鼠はチーズの夢を見る」を読んだ人は続編「俎上の恋は二度跳ねる」を見逃さないように!　ビビるから、展開の巧みさに。ここまで骨太に恋愛を描き切った作品はノーマルまんがを含めても滅多にないと思います。
				
				あとね、BLじゃないですけど勝田文に惚れた、久しぶりに少女漫画が面白いと思ったよ!　「あのこにもらった音楽」愛蔵版はとてもおススメです。もう最近まんがを読みたくてしょうがない症候群で、読みすぎです。杉浦日向子が究極的に渋かった。ブリザードアクセルも読んだなー。金剛番長よりは好みじゃなかったです。少年まんがの文脈で男女のペアに愛し合われるのが苦手……。
				
				では感想です。
				
				
				
				サザキの書
				
				デザート的にやって、やはりこれはデザート的だと思ったという、わりとそんな感想ですね。やや無理のある展開だったとは思うけど、うん、でも助けに来てくれるのとか普通にときめきました。食べものをくれたり助けてくれたりする人はすぐに好きになってしまいます。ただし食べきれないときに怒る人は嫌いです。たまにいるじゃん、外食してるときに「出されたものは全部食べろ」とか怖い顔で強要してくる人さ。支配するのは自分の皿だけにしろよって思う。私がそれを全部平らげることによってお腹を壊したり、あるいは長期的に見てメタボって死んだらお前責任取れるのかと。禁煙しろとかよりよっぽど腹立つわ。自分の口に入れるものなのになぜ口出しされないといけないんですか。そりゃ料理作ってくれた人が目の前にいる状態では気をつけるけど、会社の食堂とかサイゼリヤとかで常に残さず食べろってどうよ。そのくせあんたらコピー用紙なんかは無駄づかいしまくりじゃないか!　今日これを上司に言ってしまいそうになったんですけど、無傷で寸止めしたよ。あー私も大人になったなー。
				
				という話はまったく関係なくて、いや、サザキルートは、もっと那岐とか遠夜とか出てくるかなと思ったんですよ。でも全然出てこなくて本当に個別ルートだった。あれは淋しいですね。遙か4は全体的にそんな感じだったなあ……。
				
				風早の書（ノーマル、トゥルー両方）
				
				ノーマルルートに入るくらいまで、風早の正体にまったく気づいていなかった私です。アシュヴィンでさえ気づいていたのに!!　というか、アシュヴィンが気づいているという流れが、けっこうかわいくて好きかも。那岐はめっちゃビビってるのに、アシュは平然としている。目の前に出されたものを疑わない、というの、アシュの育ちの良さがあらわれてる気がするなー。いやほら、結局、可能性を広げて見られるのって、余裕ある者にしかできないじゃないですか。（そのぶん余裕を失ったときの盲目さが怖そうではあるけど）
				
				トゥルーEDだと、一ノ姫とか羽張彦が生きてるのがすごいですね。そのうえで柊が消えてるかと思うと、死にそうにいじましいな。（←大団円の話）井上ボイスがやっぱりたまらんので、風早ルートはそれなりに心地よくすべての台詞を聴いていました。ほぼドラマCDのノリ。最後の戦闘だけは早送りナシで、フィナーレを自分に。
				
				大団円の書（忍人含む）・その他キャラ
				
				まあ大団円は最後に見ようとか思って耐えていて、最後にほんと全部見たけど、なんか甘い終わり方をするのは少数なんですね。那岐が普通過ぎてあれっと。那岐はやっぱり那岐ルートの那岐が一番かわいかったな。遠夜もですけど。布都彦のラブラブ大団円がいっそ意外。カリガネと夕霧ルートは良かったなーと思いました。ラージャと岩長姫って入れる意味あったのかな。
				
				で、忍人は、すごくかわいそうで、むしろかわいそうさが増してしまった気がします。救済エンドって言うけど全然救済されてなくない?　スチルがきれいなだけに極めて悲しい感じに。しかし忍人って、こういう終わり方するってことは、恋愛したらアカン運命のもとに生まれた人なんだろなー。現実に生きてても、別にものすごく容姿や性格に難があるわけでもなく、どちらかというと美しいような人が、なぜか恋愛だけは苦手そうにしてたり、あるいは恋愛に“巻き込まれる”と途端に身を持ち崩してしまったり、ということは、なきにしもあらずだと思うので、忍人はそういう人の代表として描かれたのかなー。それを恋愛シミュレーションゲームでやるのは矛盾だろうけど。
				
				そういう感じで、フルコンプしてみて、とても面白いゲームだったと思ったし、シャニ×遠夜は相変わらず推奨していきたいですし、柊がオナニストであろうことも強調していきたいポイントですが、もう一周したいなと思うほどではありませんでした。3は十六夜で同じストーリーなぞるのもあんまり苦痛じゃなかったのにな～。今さらICOやりたいなーと思ってみたり、今度こそ王国をやり続けたいとか、ビューティフル塊魂ももう一回やりたい。前は久しぶりだったので王子ダッシュを忘れてたのです。
				
				とはいえやはり、根がゲーマーではないためか、どうしても読書に傾倒しがちなこのごろです。
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[				<p>感想の前に言っておくと、スケット団、展開は読めてたけど右と左という芸の細かさにはすっかりやられた!!</p>
				
				<p>そういえば最近読んだBLの中では木下けいこの「由利先生は今日も上機嫌」が面白かったかなー。木下けいこと紺野けい子と紺野キタがなんとなくごっちゃになっていて（私なんかこういうごっちゃになる現象が多いんですけど）、一回はっきりさせなあかんと思って買ったら当たりだった。けど、由利先生シリーズは設定が好きなので他は分かんないな。</p>
				
				<p>歩田川和果の「エディドヤ」という、ちょっと変わったBLも読んだ。なんかのレビューサイトで「これは哲学だ」という感想を見たのでマジかと思って興味津々で読んだけど、面白かったけど別に哲学じゃなくない?　雰囲気で言ってるだけじゃない?　毒にんじんで死んだ先生に怒られるで。とか思いつつも、久しぶりに「成功してる雰囲気まんが」じゃないかなと思われました。ダビデ王と後のソロモン王を産んだバテシバ（バト・シェバ）の逸話が背景として出てくる。なんとなくこの「バテシバ」という字面とかが、絵の雰囲気に合ってるのがおもしろいです。でもって、ダビデとバテシバと元夫ウリヤはまあ言わば三角関係なのに、登場人物が合計四人いて、単なる対比じゃ読めないという。合計四人の登場人物のうち、一人は名前しか出てこないけど重要人物で、四人の関係性を把握するだけでも難しいのなーしかも一人が嘘ついてたりな。結局これは背景の逸話は直接関係なくて、この逸話をもとに群像劇的に恋愛における価値観をぶつけ合って、最後は皆それぞれ壁を超えていく、という、そういう感じじゃないかな。まあ解釈好きには大変たまらない、うまい謎かけだと思います。語り足りなさそうでもあるけどなー。</p>
				
				<p>そんで「窮鼠はチーズの夢を見る」を読んだ人は続編「俎上の恋は二度跳ねる」を見逃さないように!　ビビるから、展開の巧みさに。ここまで骨太に恋愛を描き切った作品はノーマルまんがを含めても滅多にないと思います。</p>
				
				<p>あとね、BLじゃないですけど勝田文に惚れた、久しぶりに少女漫画が面白いと思ったよ!　「あのこにもらった音楽」愛蔵版はとてもおススメです。もう最近まんがを読みたくてしょうがない症候群で、読みすぎです。杉浦日向子が究極的に渋かった。ブリザードアクセルも読んだなー。金剛番長よりは好みじゃなかったです。少年まんがの文脈で男女のペアに愛し合われるのが苦手……。</p>
				
				<p>では感想です。</p>
				
				<p><span id="more-213"></span></p>
				
				<h2>サザキの書</h2>
				
				<p>デザート的にやって、やはりこれはデザート的だと思ったという、わりとそんな感想ですね。やや無理のある展開だったとは思うけど、うん、でも助けに来てくれるのとか普通にときめきました。食べものをくれたり助けてくれたりする人はすぐに好きになってしまいます。ただし食べきれないときに怒る人は嫌いです。たまにいるじゃん、外食してるときに「出されたものは全部食べろ」とか怖い顔で強要してくる人さ。支配するのは自分の皿だけにしろよって思う。私がそれを全部平らげることによってお腹を壊したり、あるいは長期的に見てメタボって死んだらお前責任取れるのかと。禁煙しろとかよりよっぽど腹立つわ。自分の口に入れるものなのになぜ口出しされないといけないんですか。そりゃ料理作ってくれた人が目の前にいる状態では気をつけるけど、会社の食堂とかサイゼリヤとかで常に残さず食べろってどうよ。そのくせあんたらコピー用紙なんかは無駄づかいしまくりじゃないか!　今日これを上司に言ってしまいそうになったんですけど、無傷で寸止めしたよ。あー私も大人になったなー。</p>
				
				<p>という話はまったく関係なくて、いや、サザキルートは、もっと那岐とか遠夜とか出てくるかなと思ったんですよ。でも全然出てこなくて本当に個別ルートだった。あれは淋しいですね。遙か4は全体的にそんな感じだったなあ……。</p>
				
				<h2>風早の書（ノーマル、トゥルー両方）</h2>
				
				<p>ノーマルルートに入るくらいまで、風早の正体にまったく気づいていなかった私です。アシュヴィンでさえ気づいていたのに!!　というか、アシュヴィンが気づいているという流れが、けっこうかわいくて好きかも。那岐はめっちゃビビってるのに、アシュは平然としている。目の前に出されたものを疑わない、というの、アシュの育ちの良さがあらわれてる気がするなー。いやほら、結局、可能性を広げて見られるのって、余裕ある者にしかできないじゃないですか。（そのぶん余裕を失ったときの盲目さが怖そうではあるけど）</p>
				
				<p>トゥルーEDだと、一ノ姫とか羽張彦が生きてるのがすごいですね。そのうえで柊が消えてるかと思うと、死にそうにいじましいな。（←大団円の話）井上ボイスがやっぱりたまらんので、風早ルートはそれなりに心地よくすべての台詞を聴いていました。ほぼドラマCDのノリ。最後の戦闘だけは早送りナシで、フィナーレを自分に。</p>
				
				<h2>大団円の書（忍人含む）・その他キャラ</h2>
				
				<p>まあ大団円は最後に見ようとか思って耐えていて、最後にほんと全部見たけど、なんか甘い終わり方をするのは少数なんですね。那岐が普通過ぎてあれっと。那岐はやっぱり那岐ルートの那岐が一番かわいかったな。遠夜もですけど。布都彦のラブラブ大団円がいっそ意外。カリガネと夕霧ルートは良かったなーと思いました。ラージャと岩長姫って入れる意味あったのかな。</p>
				
				<p>で、忍人は、すごくかわいそうで、むしろかわいそうさが増してしまった気がします。救済エンドって言うけど全然救済されてなくない?　スチルがきれいなだけに極めて悲しい感じに。しかし忍人って、こういう終わり方するってことは、恋愛したらアカン運命のもとに生まれた人なんだろなー。現実に生きてても、別にものすごく容姿や性格に難があるわけでもなく、どちらかというと美しいような人が、なぜか恋愛だけは苦手そうにしてたり、あるいは恋愛に“巻き込まれる”と途端に身を持ち崩してしまったり、ということは、なきにしもあらずだと思うので、忍人はそういう人の代表として描かれたのかなー。それを恋愛シミュレーションゲームでやるのは矛盾だろうけど。</p>
				
				<p>そういう感じで、フルコンプしてみて、とても面白いゲームだったと思ったし、シャニ×遠夜は相変わらず推奨していきたいですし、柊がオナニストであろうことも強調していきたいポイントですが、もう一周したいなと思うほどではありませんでした。3は十六夜で同じストーリーなぞるのもあんまり苦痛じゃなかったのにな～。今さらICOやりたいなーと思ってみたり、今度こそ王国をやり続けたいとか、ビューティフル塊魂ももう一回やりたい。前は久しぶりだったので王子ダッシュを忘れてたのです。</p>
				
				<p>とはいえやはり、根がゲーマーではないためか、どうしても読書に傾倒しがちなこのごろです。</p>
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		<title>最近読んだ中で名作と思ったBLまんが5冊</title>
		<link>http://dutch-roll.com/review/bl/135.html</link>
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		<pubDate>Fri, 24 Oct 2008 15:05:58 +0000</pubDate>
		<dc:creator>matono</dc:creator>
				<category><![CDATA[BL]]></category>

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		<description><![CDATA[				「あ、まだ生きてたんだ」みたいな感じのmatonoですが、毎日それなりに生きてます。
				
				とくにジャンプは強烈にチェックしてます。最近ぬら孫にモエなくなってきたのは、ひとえに“リボーン色”“Dグレ色”が濃くなってきてるためです。若造が大勢の屈強な男どもを足もとに跪かせて杯を傾ける、みたいな独特の構図が続くことを期待してたんだけど、同世代のいい感じの美少年美青年がライバル役として出てくるといわゆる若い子向けのジャンプ作品、って感じになってきて、アタイはモエきらん……!　ネウロは吾笹公式なのかと思って衝撃を受けた。ついでに、サイレンとスケット団の編集さんは同じ人みたいですね。なんとなく人情話担当なのか。
				
				さて、BLまんが作品で気に入ってるのをいくつか紹介したいと思います。
				
				
				
				ヤマシタトモコ　「恋の心に黒い羽」
				
				
				
				純文学に造詣の深い（←いや推測だけど）作者ならではの、読みやすい短編集。この人のBLはBLっぽくなくて、そんでも色気たっぷりでモエるので、早い話がいかにも私好みということです。（みもふたもないなァ）世間の評価も高いはず。
				
				実は短編集の中では「イルミナシオン」が私は一番好きなんだけど、おすすめといったら断然こっちだなぁ。「イルミナシオン」はより文学的なので、入門的に読むと「つまんない」ってなる人がいそうだ。それは勿体無いので、最初は「恋の心に…」を読むべき。（って何様だ!）
				
				やーもうBL飽きたなーって人は、「悪党の歯」を読んで唸るといいです。あの流れるような台詞運びにハートを撃ち抜かれるがいいです。男二人が出てくる話ではないので、どの人物がどの台詞を喋ってるのかが分かりにくいという、ヤマシタトモコ唯一の難点がこの作品に関してはきれいに取り除かれてる。（いや、まあフキダシの分かりにくさはヤマシタトモコに限った特徴じゃなく、BL界全土がそうだと思うけど。BLってキャラ立ってなくても成立するもんな）
				
				ちなみに私が一番好きなのは精神的SMを描いた表題作で、二番目が三島由紀夫の「潮騒」がテーマに織り込まれてる「その火をこえてこい」です。
				
				SMは当然というか、身に覚えがあるというかね、これ読んでるとき頭の中にずっと流れてたのが「翼をください」でさ、合唱っぽい感じで、すごくシュールだった脳内が。「その火をこえてこい」は唯一きっちりエロ落ちというか。いや単に私も由紀夫好きなのでというシンプルな理由でもあるんですけど。思春期の男の子が普通に三島由紀夫読んでたらそれだけで鼻血出そう。発想が粋だわー。読者なんか闇の彼方に置いていってくれと思います。
				
				そんで、最終的に「悪党の歯」がいいわーと思ったら、「イルミナシオン」も読んでみてほしいです。「ばらといばらとばらばらのばらん」って短編が最高。「恋敵よ今、きみの手をとる!!」あーしびれるわー。この言葉の区切り方（実際は読点の位置で改行な）みてよ、この文語っぽさ。これがたまらんのです。これだからヤマシタトモコはいい。
				
				この調子で世間に言いがかり的な過去を忘れさせて、どんどん羽ばたいてってくれその黒い翼で、と願わずにはいられないですね。BLばっかり描いて劣化したらどうしようくらいの心配まで勝手にしている。偉そうですみません。超好きなんだもんほんとに。
				
				阿仁谷ユイジ「刺青の男」
				
				
				
				構成・エロ・えげつなさ、ともに阿仁谷ユイジ中最高と思われる傑作です。いや別にエロシーンが多いわけじゃないんだけど、いつもの阿仁谷ユイジ特有のファンタスティックなエロさではなく、やたら生々しい。やくざと刑事と、って感じの「刺青の」男たちが登場する3連作と、短編が1本。
				
				あ、タイトルは「華氏451度」が有名なレイ・ブラッドベリの短編集と同じですけど、なんも関連はないです。「刺青」も「シセイ」と読ませている。
				
				このところ私は、文学ならヤマシタトモコ、エロなら阿仁谷ユイジ、バイオレンスなら蛇龍どくろ、切なさはたうみまゆ、って感じで脳内BLフォルダ分けしてたんですけど、「刺青の男」で唐突に阿仁谷ユイジがこれらほぼすべての要素を持っていってしまった、といっても過言ではない。
				
				あまり語ると台無しになっちゃいそうなので、読後の方を想定して私はこう読んだよというのを語ってみると（要反転!）、久保田刑事の手によって逮捕・投獄されたチンピラの潟木くんが、久保田に早く会いたいから何されても反抗せず模範囚やってた、みたいなくだり、あれ純粋に「愛のために」と一瞬錯覚するんですけど、自身にHIV感染の疑いがあることを分かった上での「会いたかった」なので、イコール「道連れにしてやる」だと思うんです。「殺してやる」というか。で、久保田も分かっていながら騙されてやってる、そこがすごい。
				
				潟木くんからすれば、HIVという爆弾を投げ入れたら目的達成、その時点で久保田のもとを離れてってしまう可能性だってあるのに。久保田は全然平気。それがどうしたって感じです。
				
				どちらも愛ではない、かといって憎しみだけでもないし、欠落といえば欠落なんだけど、その自棄っぷりは自分で自分を虐待してるかのごとく。自傷に近いんだよね。久保田なんかは本当に気持ち悪いくらいで、失明しても意に介してる様子がない。やたら自暴自棄な人とか自堕落な人が出てくるのは小野塚カホリって今まで直結してたんだけど、これは超えたと思いますよ。
				
				そのくせ妙に明るいのも阿仁谷ユイジの特徴なんだよな……だからもうつかみどころがない。傷ついてても死にかけてても明るい。何一つ希望がなくて、太宰治なら死んでるだろうシチュエーションでも、なぜか皆へらりと笑ってる。人間らしくないんですよ。これもうほぼ恐怖。で、恐怖とエロが紙一重と思ってる私にとっては、阿仁谷ユイジのこういうホラー寄りのBLとかエロ過ぎマジ好き、となるわけ。証明終了?　いやいや。
				
				久しぶりに鳥肌たつ思いでした。
				
				阿仁谷ユイジの他の作品だと、「喜劇は恋で進化する」と「ミスターコンビニエンス」かな。エロティクスfに時おりノーマルを描いてて、ピアスには東京漫画社のよりはるかにエロいのを描いてます。正直追っかけっていうくらい追っかけてる。好き。ただ、BLで挙げた二作品は、「刺青の男」と比べると見劣りすると思います。
				
				蛇龍どくろ「エンドレスワールド」
				
				
				
				BL界に峰山さんあり、と言わしめた作品。（嘘だ）
				
				雑誌でちょこちょこ読んでたら名作って思ってたけど、コミックで一気読みしたらそうでもなかった（泣くかもと思ったが意外に泣きはしなかった、くらいの意味）、とはいえ、やはり何かしら考えさせられる一品。
				
				蛇龍どくろは、コンセプトがとてもはっきりしたものを描く作家、って印象です。前作「シュガーミルク」も、短編ですら「これが描きたい!」ってのが明確なので、骨格がしっかりしてて読みやすい。阿仁谷ユイジが笑いながらハンドル切って谷底へ転落する運転手なら、蛇龍どくろはスピード違反しながらも確実に目的地を目指す運転手だと思う。（逆に分かりにくい？）
				
				そんで、「人間くさい人間を描きたい」っていう欲求が、BLを上回ったのが「エンドレスワールド」。ぶっちゃけこれ、アフタヌーンとかで、ベテラン編集担当がついて、コミック何巻分でまとめましょうって決めて毎回打ち合わせしながら連載してたら、もっとずっと濃厚な、女子受けするバイオレンス作品になったんじゃないかと思うけど。それくらいテーマはしっかりしてんだけど。いかんせんBL雑誌の連載では限界があったんだろな。消化し切れてない題材が多すぎます。
				
				とかいうと偉そうだけど……なんか、解釈を多様にするために敢えて語らなかったというよりは、語りきれなくて投げた部分もありそうな。まあそういう、一人の作家が最初から最後まで描きたいものを描いたんだ、というコンセプトも含めて「人間くささ」と捉えるなら、それはそれで十二分に面白い作品だと思います。
				
				たうみまゆ「隅田川心中」
				
				
				
				東京漫画社連続で申し訳ない、しかし発売記念というか完全に贔屓というか、たうみまゆを除いては語れない、ぶっちゃけ某作品の同人誌は全部持ってる任しとけ、っていうくらい好きな作家の短編集。商業BLでは初かなと思ってるのですが、合ってるのかな……時どき既にプロで単に移籍っぽい人とかいるからな……。
				
				いや、で、表題作が素晴らしいと思いますよ。私が推すにしてはほのぼの過ぎるのであれっと思われるかもしれないですけど、いいじゃんかほのぼの!!　うーん、この人もヤマシタトモコと似てて、言葉がすごくきれいなんですよ。きれいというか、決まってるというか。ポピュラーな洋楽の歌詞を読んでるみたいなんだな。
				
				完全に個人的な解釈ですが、まだ同人の癖が出てるというか、オリジナルの世界を構築するというより、なにか資料の中の世界を二次創作した感の強い作品が多いんですけど、多分作者もそれ分かってるんじゃないかと私は思ってて、そこの投げやりさも含めてツボというか。表題作はとくにそうですね。
				
				さらに完全に余談ですけど、先日デート中に隅田川付近に迷い込みまして、ウロウロしてたらすごいヤバい感じのする公園とか通りに出て、後から調べたらハッテン場だったみたいで、連れが「俺ガン見されてた」みたいなこと言ってましたね。隅田川、怖ぇよ。
				
				国枝彩香「番人」
				
				
				
				上で挙げた方々は新進気鋭、という感じなのですが、最後はベテランというか、安心して読める感じの、それでいて変わった作家さんで、国枝彩香です。最近知って読み始めたんだけど、話の作り方がすごいうまい。読ませ方もうまい。今市子に通じる豊かな人間ドラマといった風情、とても読みやすいですね。坂井久仁江のPNで一般向け（ノーマル・少女まんが）も描かれてます。ビーボーイって水城せとなとかそういう作家さん多いな。
				
				表題作「番人」や、登場人物が不幸連鎖していく「空の裏側」など、BLらしいBLなんだけども決して一般的ではない視点で描かれているものもあって、おすすめはやっぱりこの二作。
				
				とくに「番人」の最後、ネタバレで書くけど、「番人が役目を終えた」ってことは、あの子は死んでしまうということなんだろうか。それだと深読みしすぎ?　それとも、本当は閉じ込めておくべきは胤彦のほうで、彼が死んだからもう番人は必要なくなったという意味?　あるいは、彼が死んで館の番人で在り続けるから、加納はその役目から解放されたということ?　もしかしたら全部含めての余韻なのかもしれない。うまいなー。そして私、読解力ないなー。
				
				一方「空の裏側」は、分かりやすく酷い。なんとなく先が読める気がするんだけど、必ず読んでた斜め上を行くので、小気味いいんですよね。で、おそらくありきたりのというか、三角関係だったり強姦だったりが絡む、BL的パターンではあるのに、いい具合に根暗で洞察が深い。
				
				多分この人の特徴的なところは、人ひとりの人生を語ってしまわないところだと思うんですよ、だからこそ深みがある。今市子って書いたけど、吉野朔実にも通じると思うわ。吉野朔実が、少女まんがなのに女装して大人をだまくらかす男の子を描いてた（「栗林かなえの犯罪」です）ことがあって、あれを読んだときの「やられた」って感じに近い。（近いとはいえさすがに吉野朔実は段違いなのですが）話を戻すと、人生を24ページだの32ページだので語ってしまえるの、手塚治虫や萩尾望都くらいじゃないですか、なので、短編なら割り切って下手に細かく描写しないほうが、底が見えなくてリアルなんですよね。しかも的を外してない。
				
				この的を外してない感じ、的確に人生を切り取ってる感じがですね、おそらく長いこと同人やってたらできなくなる部分だと思うんですよ、「二次」を描くときは「一次で描かれなかったとこ」を描くことが多いわけだから、選んでるようで選んでない。同人作家の描くオリジナルがしばしば安定感を欠くのは、ここの取捨選択に甘さが残るからだと思うのですが、どうでしょう。（半分くらいノリと思いつきで言っててごめん）
				
				で、番外で不細工短編。
				
				b-boyの不細工特集に寄せた作品らしいんですけど、ひでぇの、本気で不細工が出てくんの、洒落になってない、ギャグ、出落ち。「美醜なんか関係ないぜ!」みたいな、そういういわゆる「いい話」じゃねぇの、シュールな域なの。しかもそのくせ哀愁漂っててちゃんとハッピーエンドなの。これ読んだ瞬間にですね、私の“BLアンテナ”がきゅぴーんてなったわ。自分の感性に合うBL作家を見つけるときゅぴーんてなるやつが。これでもう完璧ロックオンですよ。国枝彩香ロックオン。
				
				ロックオンして次に買ってみた「未来の記憶　風の行方」もよかったよ。（続き物が一冊にまとまってます）普通にほのぼのしたBLで、NHK連続ドラマとかになってもよさげだと思いました。やっぱり分類としては今市子だなぁ、「楽園まであともうちょっと」を読んだときの清々しさを思い起こす感じですね。
				
				まとめ
				
				日出処の天子とNO.6を読んだら急にBANANA FISHが読みたくてたまらなくなってるけど、どこに行っても1巻が見つからないので神の采配だと思って趣味のプログラミングを急ぐ。
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[				<p>「あ、まだ生きてたんだ」みたいな感じのmatonoですが、毎日それなりに生きてます。</p>
				
				<p>とくにジャンプは強烈にチェックしてます。最近ぬら孫にモエなくなってきたのは、ひとえに“リボーン色”“Dグレ色”が濃くなってきてるためです。若造が大勢の屈強な男どもを足もとに跪かせて杯を傾ける、みたいな独特の構図が続くことを期待してたんだけど、同世代のいい感じの美少年美青年がライバル役として出てくるといわゆる若い子向けのジャンプ作品、って感じになってきて、アタイはモエきらん……!　ネウロは吾笹公式なのかと思って衝撃を受けた。ついでに、サイレンとスケット団の編集さんは同じ人みたいですね。なんとなく人情話担当なのか。</p>
				
				<p>さて、BLまんが作品で気に入ってるのをいくつか紹介したいと思います。</p>
				
				<p><span id="more-135"></span></p>
				
				<h2>ヤマシタトモコ　「恋の心に黒い羽」</h2>
				
				<p class="img_R"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4904101057/matono-22/ref=nosim/" name="恋の心に黒い羽" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51ewv082Y3L._SL160_.jpg" alt="恋の心に黒い羽 (MARBLE COMICS)" /></a></p>
				
				<p>純文学に造詣の深い（←いや推測だけど）作者ならではの、読みやすい短編集。この人のBLはBLっぽくなくて、そんでも色気たっぷりでモエるので、早い話がいかにも私好みということです。（みもふたもないなァ）世間の評価も高いはず。</p>
				
				<p>実は短編集の中では「イルミナシオン」が私は一番好きなんだけど、おすすめといったら断然こっちだなぁ。「イルミナシオン」はより文学的なので、入門的に読むと「つまんない」ってなる人がいそうだ。それは勿体無いので、最初は「恋の心に…」を読むべき。（って何様だ!）</p>
				
				<p>やーもうBL飽きたなーって人は、「悪党の歯」を読んで唸るといいです。あの流れるような台詞運びにハートを撃ち抜かれるがいいです。男二人が出てくる話ではないので、どの人物がどの台詞を喋ってるのかが分かりにくいという、ヤマシタトモコ唯一の難点がこの作品に関してはきれいに取り除かれてる。（いや、まあフキダシの分かりにくさはヤマシタトモコに限った特徴じゃなく、BL界全土がそうだと思うけど。BLってキャラ立ってなくても成立するもんな）</p>
				
				<p>ちなみに私が一番好きなのは精神的SMを描いた表題作で、二番目が三島由紀夫の「潮騒」がテーマに織り込まれてる「その火をこえてこい」です。</p>
				
				<p>SMは当然というか、身に覚えがあるというかね、これ読んでるとき頭の中にずっと流れてたのが「翼をください」でさ、合唱っぽい感じで、すごくシュールだった脳内が。「その火をこえてこい」は唯一きっちりエロ落ちというか。いや単に私も由紀夫好きなのでというシンプルな理由でもあるんですけど。思春期の男の子が普通に三島由紀夫読んでたらそれだけで鼻血出そう。発想が粋だわー。読者なんか闇の彼方に置いていってくれと思います。</p>
				
				<p>そんで、最終的に「悪党の歯」がいいわーと思ったら、「イルミナシオン」も読んでみてほしいです。「ばらといばらとばらばらのばらん」って短編が最高。「恋敵よ今、きみの手をとる!!」あーしびれるわー。この言葉の区切り方（実際は読点の位置で改行な）みてよ、この文語っぽさ。これがたまらんのです。これだからヤマシタトモコはいい。</p>
				
				<p>この調子で世間に言いがかり的な過去を忘れさせて、どんどん羽ばたいてってくれその黒い翼で、と願わずにはいられないですね。BLばっかり描いて劣化したらどうしようくらいの心配まで勝手にしている。偉そうですみません。超好きなんだもんほんとに。</p>
				
				<h2>阿仁谷ユイジ「刺青の男」</h2>
				
				<p class="img_R"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4863490275/matono-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/510DvTI3-NL._SL160_.jpg" alt="刺青の男 (EDGE COMIX) (EDGE COMIX)" /></a></p>
				
				<p>構成・エロ・えげつなさ、ともに阿仁谷ユイジ中最高と思われる傑作です。いや別にエロシーンが多いわけじゃないんだけど、いつもの阿仁谷ユイジ特有のファンタスティックなエロさでは<em>なく</em>、やたら生々しい。やくざと刑事と、って感じの「刺青の」男たちが登場する3連作と、短編が1本。</p>
				
				<p>あ、タイトルは「華氏451度」が有名なレイ・ブラッドベリの短編集と同じですけど、なんも関連はないです。「刺青」も「シセイ」と読ませている。</p>
				
				<p>このところ私は、文学ならヤマシタトモコ、エロなら阿仁谷ユイジ、バイオレンスなら蛇龍どくろ、切なさはたうみまゆ、って感じで脳内BLフォルダ分けしてたんですけど、「刺青の男」で唐突に阿仁谷ユイジがこれらほぼすべての要素を持っていってしまった、といっても過言ではない。</p>
				
				<p>あまり語ると台無しになっちゃいそうなので、読後の方を想定して私はこう読んだよというのを語ってみると（要反転!）、<span style="color:white">久保田刑事の手によって逮捕・投獄されたチンピラの潟木くんが、久保田に早く会いたいから何されても反抗せず模範囚やってた、みたいなくだり、あれ純粋に「愛のために」と一瞬錯覚するんですけど、自身にHIV感染の</span>疑いがあることを分かった上での「会いたかった」なので、イコール「道連れにしてやる」だと思うんです。「殺してやる」というか。で、久保田も分かっていながら騙されてやってる、そこがすごい。</p>
				
				<p>潟木くんからすれば、<span style="color:white">HIVという</span>爆弾を投げ入れたら目的達成、その時点で久保田のもとを離れてってしまう可能性だってあるのに。久保田は全然平気。それがどうしたって感じです。</p>
				
				<p>どちらも愛ではない、かといって憎しみだけでもないし、欠落といえば欠落なんだけど、その自棄っぷりは自分で自分を虐待してるかのごとく。自傷に近いんだよね。久保田なんかは本当に気持ち悪いくらいで、失明しても意に介してる様子がない。やたら自暴自棄な人とか自堕落な人が出てくるのは小野塚カホリって今まで直結してたんだけど、これは超えたと思いますよ。</p>
				
				<p>そのくせ妙に明るいのも阿仁谷ユイジの特徴なんだよな……だからもうつかみどころがない。傷ついてても死にかけてても明るい。何一つ希望がなくて、太宰治なら死んでるだろうシチュエーションでも、なぜか皆へらりと笑ってる。人間らしくないんですよ。これもうほぼ恐怖。で、恐怖とエロが紙一重と思ってる私にとっては、阿仁谷ユイジのこういうホラー寄りのBLとかエロ過ぎマジ好き、となるわけ。証明終了?　いやいや。</p>
				
				<p>久しぶりに鳥肌たつ思いでした。</p>
				
				<p>阿仁谷ユイジの他の作品だと、「喜劇は恋で進化する」と「ミスターコンビニエンス」かな。エロティクスfに時おりノーマルを描いてて、ピアスには東京漫画社のよりはるかにエロいのを描いてます。正直追っかけっていうくらい追っかけてる。好き。ただ、BLで挙げた二作品は、「刺青の男」と比べると見劣りすると思います。</p>
				
				<h2>蛇龍どくろ「エンドレスワールド」</h2>
				
				<p class="img_R"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4904101243/matono-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51LnyH6KCDL._SL160_.jpg" alt="エンドレスワールド (MARBLE COMICS)" /></a></p>
				
				<p>BL界に峰山さんあり、と言わしめた作品。（嘘だ）</p>
				
				<p>雑誌でちょこちょこ読んでたら名作って思ってたけど、コミックで一気読みしたら<em>そうでもなかった</em>（泣くかもと思ったが意外に泣きはしなかった、くらいの意味）、とはいえ、やはり何かしら考えさせられる一品。</p>
				
				<p>蛇龍どくろは、コンセプトがとてもはっきりしたものを描く作家、って印象です。前作「シュガーミルク」も、短編ですら「これが描きたい!」ってのが明確なので、骨格がしっかりしてて読みやすい。阿仁谷ユイジが笑いながらハンドル切って谷底へ転落する運転手なら、蛇龍どくろはスピード違反しながらも確実に目的地を目指す運転手だと思う。（逆に分かりにくい？）</p>
				
				<p>そんで、「人間くさい人間を描きたい」っていう欲求が、BLを上回ったのが「エンドレスワールド」。ぶっちゃけこれ、アフタヌーンとかで、ベテラン編集担当がついて、コミック何巻分でまとめましょうって決めて毎回打ち合わせしながら連載してたら、もっとずっと濃厚な、女子受けするバイオレンス作品になったんじゃないかと思うけど。それくらいテーマはしっかりしてんだけど。いかんせんBL雑誌の連載では限界があったんだろな。消化し切れてない題材が多すぎます。</p>
				
				<p>とかいうと偉そうだけど……なんか、解釈を多様にするために敢えて語らなかったというよりは、語りきれなくて投げた部分もありそうな。まあそういう、一人の作家が最初から最後まで描きたいものを描いたんだ、というコンセプトも含めて「人間くささ」と捉えるなら、それはそれで十二分に面白い作品だと思います。</p>
				
				<h2>たうみまゆ「隅田川心中」</h2>
				
				<p class="img_R"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/490410126X/matono-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51kSgcLQ%2ByL._SL160_.jpg" alt="隅田川心中 (MARBLE COMICS)" /></a></p>
				
				<p>東京漫画社連続で申し訳ない、しかし発売記念というか<em>完全に贔屓</em>というか、たうみまゆを除いては語れない、ぶっちゃけ某作品の同人誌は全部持ってる任しとけ、っていうくらい好きな作家の短編集。商業BLでは初かなと思ってるのですが、合ってるのかな……時どき既にプロで単に移籍っぽい人とかいるからな……。</p>
				
				<p>いや、で、表題作が素晴らしいと思いますよ。私が推すにしてはほのぼの過ぎるのであれっと思われるかもしれないですけど、いいじゃんかほのぼの!!　うーん、この人もヤマシタトモコと似てて、言葉がすごくきれいなんですよ。きれいというか、決まってるというか。ポピュラーな洋楽の歌詞を読んでるみたいなんだな。</p>
				
				<p>完全に個人的な解釈ですが、まだ同人の癖が出てるというか、オリジナルの世界を構築するというより、なにか資料の中の世界を二次創作した感の強い作品が多いんですけど、多分作者もそれ分かってるんじゃないかと私は思ってて、そこの投げやりさも含めてツボというか。表題作はとくにそうですね。</p>
				
				<p>さらに完全に余談ですけど、先日デート中に隅田川付近に迷い込みまして、ウロウロしてたらすごいヤバい感じのする公園とか通りに出て、後から調べたらハッテン場だったみたいで、連れが「俺ガン見されてた」みたいなこと言ってましたね。隅田川、怖ぇよ。</p>
				
				<h2>国枝彩香「番人」</h2>
				
				<p class="img_R"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4862632742/matono-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51QwiITbwWL._SL160_.jpg" alt="番人 (ビーボーイコミックス)" /></a></p>
				
				<p>上で挙げた方々は新進気鋭、という感じなのですが、最後はベテランというか、安心して読める感じの、それでいて変わった作家さんで、国枝彩香です。最近知って読み始めたんだけど、話の作り方がすごいうまい。読ませ方もうまい。今市子に通じる豊かな人間ドラマといった風情、とても読みやすいですね。坂井久仁江のPNで一般向け（ノーマル・少女まんが）も描かれてます。ビーボーイって水城せとなとかそういう作家さん多いな。</p>
				
				<p>表題作「番人」や、登場人物が不幸連鎖していく「空の裏側」など、BLらしいBLなんだけども決して一般的ではない視点で描かれているものもあって、おすすめはやっぱりこの二作。</p>
				
				<p>とくに「番人」の最後、ネタバレで書くけど、<span style="color:white">「番人が役目を終えた」ってことは、あの子は死んでしまうということなんだろうか。それだと深読みしすぎ?　</span>それとも、本当は閉じ込めておくべきは胤彦のほうで、彼が死んだからもう番人は必要なくなったという意味?　あるいは、彼が死んで館の番人で在り続けるから、加納はその役目から解放されたということ?　もしかしたら全部含めての余韻なのかもしれない。うまいなー。そして私、読解力ないなー。</p>
				
				<p>一方「空の裏側」は、分かりやすく酷い。なんとなく先が読める気がするんだけど、必ず読んでた斜め上を行くので、小気味いいんですよね。で、おそらくありきたりのというか、三角関係だったり強姦だったりが絡む、BL的パターンではあるのに、いい具合に根暗で洞察が深い。</p>
				
				<p>多分この人の特徴的なところは、人ひとりの人生を語ってしまわないところだと思うんですよ、だからこそ深みがある。今市子って書いたけど、吉野朔実にも通じると思うわ。吉野朔実が、少女まんがなのに女装して大人をだまくらかす男の子を描いてた（「栗林かなえの犯罪」です）ことがあって、あれを読んだときの「やられた」って感じに近い。（近いとはいえさすがに吉野朔実は段違いなのですが）話を戻すと、人生を24ページだの32ページだので語ってしまえるの、手塚治虫や萩尾望都くらいじゃないですか、なので、短編なら割り切って下手に細かく描写しないほうが、底が見えなくてリアルなんですよね。しかも的を外してない。</p>
				
				<p>この的を外してない感じ、的確に人生を切り取ってる感じがですね、おそらく長いこと同人やってたら<em>できなくなる</em>部分だと思うんですよ、「二次」を描くときは「一次で描かれなかったとこ」を描くことが多いわけだから、選んでるようで選んでない。同人作家の描くオリジナルがしばしば安定感を欠くのは、ここの取捨選択に甘さが残るからだと思うのですが、どうでしょう。（半分くらいノリと思いつきで言っててごめん）</p>
				
				<p>で、番外で不細工短編。</p>
				
				<p>b-boyの不細工特集に寄せた作品らしいんですけど、ひでぇの、本気で不細工が出てくんの、洒落になってない、ギャグ、出落ち。「美醜なんか関係ないぜ!」みたいな、そういういわゆる「いい話」じゃねぇの、<em>シュール</em>な域なの。しかもそのくせ哀愁漂っててちゃんとハッピーエンドなの。これ読んだ瞬間にですね、私の“BLアンテナ”がきゅぴーんてなったわ。自分の感性に合うBL作家を見つけるときゅぴーんてなるやつが。これでもう完璧ロックオンですよ。国枝彩香ロックオン。</p>
				
				<p>ロックオンして次に買ってみた「未来の記憶　風の行方」もよかったよ。（続き物が一冊にまとまってます）普通にほのぼのしたBLで、NHK連続ドラマとかになってもよさげだと思いました。やっぱり分類としては今市子だなぁ、「楽園まであともうちょっと」を読んだときの清々しさを思い起こす感じですね。</p>
				
				<h2>まとめ</h2>
				
				<p>日出処の天子とNO.6を読んだら急にBANANA FISHが読みたくてたまらなくなってるけど、どこに行っても1巻が見つからないので神の采配だと思って趣味のプログラミングを急ぐ。</p>
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		<title>窮鼠とDEADLOCKのBLCDレビューとか</title>
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		<pubDate>Sun, 06 Jul 2008 15:54:27 +0000</pubDate>
		<dc:creator>matono</dc:creator>
				<category><![CDATA[BL]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://dutch-roll.com/as-always/102.html</guid>
		<description><![CDATA[				やはりゲームと馴染みが薄いせいか寝かせたままだったプレステを久しぶりに起動してBLCD聴きました。はっは、もうダメだよね。
				
				あ、先にDS振りはあれですよ、西広先生落としてたらなぜか浜田攻略フラグがたまたま立って、しかしフツーに練習メニューこなしてると西浦ナインのほうの攻略条件がそろっちゃうみたいで、浜田に乗り換えようとしたのに最後西広とゴールインでした。今巣山中。
				
				さて、で、せっかく聴いたのでレビューしようと思う。BLCDとかに嫌悪感のない方どうぞ。一応どっちも人気あるタイトルで旬の（といえる）声優さんが出てます。
				
				
				
				「窮鼠はチーズの夢を見る」
				
				これは原作は水城せとなで、有名ですよね、私はかつて「1999年7の月～上海～」で超泣いた派で、窮鼠も当然読んでました。原作はほんとさすがというか、基本語りと顔のアップで進むいわゆる顔まんがなのに、すごく表現が分かりやすい。内容は好みが分かれると思いますけどね。ノンケの男とゲイと女の心理戦で納得させるのってほんと少女まんがも描いてる水城せとなしかありえない、なんかそんなことを思いましたよ。
				
				で、だ。キャストはこうです。
				
				
				  
				  大伴恭一：中村悠一
				  今ヶ瀬渉：遊佐浩二
				  夏生：五十嵐麗
				  大伴知佳子：生天目仁美 
				  
				
				
				主人公は言わずもがな阿部（おお振り）の人ですね。今で言うとマクロス?　か?　マクロスの神田。あまり声のバリエーションがないというか、だいたい阿部で刷り込まれると他も全部阿部に聴こえるという罠に気づいてついハマった、そんな感じで聴きましたけど。
				
				もうすぐ30歳になる恭一、にしては幼い……かな。まあ受けだし、聴いてると馴染んでくるので違和感というほどではなかったですけど。対する遊佐が上手すぎなんですよ。今ヶ瀬って難しい役で、言葉は落ち着いてるけどいろんなニュアンスが必要っていう、恭一はリアクションでなんとでもなるとこが今ヶ瀬だとそうはいかないんですね。遊佐は微妙な心情の変化を声に乗っけるのが上手いなあと私は思ったわけで、癖はあるにせよ。
				
				私が一番面白いと思ったのは、「馬鹿」っていうせりふ。これね、恭一と今ヶ瀬の両方で出てくるんですけど、それぞれ違う「馬鹿」なんですよ。両方とも呆れと愛おしさ、今ヶ瀬の場合はここに狂気が含まれてて、恭一は素直なんです、ちょっとした時間差で出てくるんだけど、今ヶ瀬（遊佐）の「馬鹿」は本気で聴き応えがある。聴かせるなーって感じでした。中村はやっぱし経験なのかな、器用なんですけど、間とか（これも演出かもしれんけど）まだ、それほど、という感じ。
				
				女性陣は、夏生の男前さに吹きました、素で吹いたよ。一瞬男が出てきたかと思った。ハスキーでかっこいい声です。もうちょい可愛らしい声だと思ったのでびびったわ。すんごい貯金してそうな夏生。今ヶ瀬なんか一ひねりだぜ。
				
				ちうわけで、グラビテーション以来のBLCD、楽しかったです。なんだろ、昔も思ったけど、コミックスで見事に表現されてる「間」がやっぱし消えちゃうのは、ドラマCDだと空白の表現を嫌うからかな。あ、あの、素人が偉そうな感想書いてすみませんほんと……。
				
				Amazon
				
				　
				　
				
				
				水城先生ご本人が書かれた感想も探すと出てきますよ～。
				
				「DEADLOCK」
				
				原作はもうすごい気に入りようで、なんたって「俺の息子はエアバックのように一瞬でガチガチになった」なアメリカンホモですから、ブロークバックマウンテンも真っ青（ごめん言い過ぎ）のハードさ。全3作、この「DEADLOCK」が1作目で、1作目はおもにプリズンブレイクです。ちょっと違うか。1作目のみ刑務所が舞台。
				
				英田サキの書くものって、わりと調査したことが全部詰め込まれている感があるので、ドラマCDってどうすんの?　って思ってたけど、脚本グッド!　ト書きをユウトの独白にしちゃうのは分かりやすいですね。あ、先におもなキャストはこんな感じ。
				
				
				  
				  ユウト：中村悠一
				  ディック：安元洋貴
				  ネイサン：三木眞一郎
				  ミッキー：伊藤健太郎
				  ネト：三宅健太
				  トーニャ：鈴木千尋
				  マシュー：岡本信彦
				  ハイデン：北 大輔
				  
				
				
				個人的にはBB（ユウトをレイプするゴツい人）が名演だったと思うんだけどな!　で、こちらも中村が受け、ディック役の安元洋貴は一番よく聴くのはBLEACHのチャドかな、ディックの演技はというとええと、なだぎが真似してるディラン、かの小杉十郎太ですね、ああいうアメリカンをもうちょい現代風にした感じですね。Xファイルのときの風間杜夫っぽいかな、まあいいや、とにかくうまいことアメリカンだった!
				
				三木眞は名演というより怪演ですかね、声揺らしすぎだよ!!　もともとそういう演技する方ですけどあれはやり過ぎだ、どれくらいのボリュームで聴いていいか分かりませんよ。でもネイサンって多分ああいう喋り方だからいいか。まあそのせいで最初からこいつが怪しいってバレてそうなのがね。もー。つーかブックレットで一人だけ故意に顔を隠しているのが本当の意味でなんとも言えない!!
				
				いとけんはジョジョ五部ゲーのミスタの喋り方とほぼ同じ。いいミッキーでした。ああいういい感じの脇役やらせたらいとけんはすごいハマるよなあ。このドラマCDはなかなか配役がうまいこといってる。で、ユウトが阿部ならトーニャ（男だけど女として生きる「シスター」、そのまとめ役をしているのがトーニャ、すげえ美人）は栄口くんですが、さすがだったー。鈴木千尋は「エルフェンリート」見たときもいい感じだなーと思ったんだった。女言葉なんですけどちゃんと男だって分かるし全然きもくない。ステキ!!　ついでに巣山役の人もちょろっと出てる。
				
				これCD2枚組で、正直前半はちょっとだれるんだけど、後半はなかなか（マジBBが耳つぶされたときの声がいいんだけど）飛ばしてて楽しめますね。ネイサンの「銃を寄こせ～」の「せ～」が若干なまってるのはあれか、愛嬌か。過剰なとこ私はOKだけどどうなんだろう。
				
				そんでね、2作目・3作目もドラマCDなってて、2作目の新キャラ（ロブ）は遊佐が演じるし、ユウトの義理の兄（だったと思うが）は関俊彦、言ってみればウラ&#38;モモ、もう気になってしょうがないのですけど買うかどうかって言ったらもうお財布的に無駄遣いの限界、キツい!
				
				Amazon
				
				　
				
				
				おまけ～BLCDにおける喘ぎ声
				
				ほんと文章中で見ても恥ずかしいのにCDですよ、恥ずかしさMAXですよ。なんていうかあの濡れた感じの音とかね、フツーに困るね、あれならゲイビデオ見たほうがなんぼか勉強になります。（個人的に）
				
				とか言いつつ、中村受けを2本連続で聴いたわけで、阿部っていう不純な動機だったわけですけど、エロシーンも当然2倍、あれなー仕事にしてもすごい大変だよね、ホントもう悲しくなってきたというか、お察ししますと思いました。モエもなくはないよ、それはまあオタクだからしょうがない、けどそれを上回る気の毒さというか。
				
				まーその一種のファンタジーを声で作るわけですよね、すごいよ、頭下がるわー。個人的には鼻に抜ける感じのいわゆる「受け声」じゃなく、もうちょいアホっぽいのが好みですけどね。ってこれ実演しないと伝わりそうにないうえ死んでもやりたくねーってかお嫁にいけなくなるけど!!　なんてーか「ぐっ」とか「くっ」ではなく「あはーん」系の声でやってほしい感じだな……いや分かるかー!!
				
				そんな感じで、中村受けはおなかいっぱいになりました。（ちょっともう気の毒さで）私は声優さんが歌ったり踊ったりするのもホント気の毒だと思ってしまうタチで、アイドル化もね、どちらかというと悲しくなるのですけど、あの喘ぎだけは職人技だなーなんか。AV出てくれっていうのと近いじゃん、いやーまったく、すごいですね。
				
				まあもう色々背景的なことも嘘かホンマか分からんなりに情報は得てますけど、それを踏まえても中村悠一ちょっと応援したくなったなー。同年代だしな。（それであれはあれだけど）まあもうちょっと演技のバリエーション増やしたらエロくていい声なので、うまいことプロデュースされてくことを祈ります。
				
				【追記】上で書いた「あはーん」系っていうのは、小林幸子がピップエレキバンのCMでやってる「そこのコリ～なの～」のあれっぽいややギャグまじりの喘ぎ方のことです。あれでやってほしい。
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[				<p>やはりゲームと馴染みが薄いせいか寝かせたままだったプレステを久しぶりに起動してBLCD聴きました。はっは、もうダメだよね。</p>
				
				<p>あ、先にDS振りはあれですよ、西広先生落としてたらなぜか浜田攻略フラグがたまたま立って、しかしフツーに練習メニューこなしてると西浦ナインのほうの攻略条件がそろっちゃうみたいで、浜田に乗り換えようとしたのに最後西広とゴールインでした。今巣山中。</p>
				
				<p>さて、で、せっかく聴いたのでレビューしようと思う。BLCDとかに嫌悪感のない方どうぞ。一応どっちも人気あるタイトルで旬の（といえる）声優さんが出てます。</p>
				
				<p><span id="more-102"></span></p>
				
				<h2>「窮鼠はチーズの夢を見る」</h2>
				
				<p>これは原作は水城せとなで、有名ですよね、私はかつて「1999年7の月～上海～」で超泣いた派で、窮鼠も当然読んでました。原作はほんとさすがというか、基本語りと顔のアップで進むいわゆる顔まんがなのに、すごく表現が分かりやすい。内容は好みが分かれると思いますけどね。ノンケの男とゲイと女の心理戦で納得させるのってほんと少女まんがも描いてる水城せとなしかありえない、なんかそんなことを思いましたよ。</p>
				
				<p>で、だ。キャストはこうです。</p>
				
				<blockquote>
				  <ul>
				  <li>大伴恭一：中村悠一</li>
				  <li>今ヶ瀬渉：遊佐浩二</li>
				  <li>夏生：五十嵐麗</li>
				  <li>大伴知佳子：生天目仁美 </li>
				  </ul>
				</blockquote>
				
				<p>主人公は言わずもがな阿部（おお振り）の人ですね。今で言うとマクロス?　か?　マクロスの神田。あまり声のバリエーションがないというか、だいたい阿部で刷り込まれると他も全部阿部に聴こえるという罠に気づいてついハマった、そんな感じで聴きましたけど。</p>
				
				<p>もうすぐ30歳になる恭一、にしては幼い……かな。まあ受けだし、聴いてると馴染んでくるので違和感というほどではなかったですけど。対する遊佐が上手すぎなんですよ。今ヶ瀬って難しい役で、言葉は落ち着いてるけどいろんなニュアンスが必要っていう、恭一はリアクションでなんとでもなるとこが今ヶ瀬だとそうはいかないんですね。遊佐は微妙な心情の変化を声に乗っけるのが上手いなあと私は思ったわけで、癖はあるにせよ。</p>
				
				<p>私が一番面白いと思ったのは、「馬鹿」っていうせりふ。これね、恭一と今ヶ瀬の両方で出てくるんですけど、それぞれ違う「馬鹿」なんですよ。両方とも呆れと愛おしさ、今ヶ瀬の場合はここに狂気が含まれてて、恭一は素直なんです、ちょっとした時間差で出てくるんだけど、今ヶ瀬（遊佐）の「馬鹿」は本気で聴き応えがある。聴かせるなーって感じでした。中村はやっぱし経験なのかな、器用なんですけど、間とか（これも演出かもしれんけど）まだ、それほど、という感じ。</p>
				
				<p>女性陣は、夏生の男前さに吹きました、素で吹いたよ。一瞬男が出てきたかと思った。ハスキーでかっこいい声です。もうちょい可愛らしい声だと思ったのでびびったわ。すんごい貯金してそうな夏生。今ヶ瀬なんか一ひねりだぜ。</p>
				
				<p>ちうわけで、グラビテーション以来のBLCD、楽しかったです。なんだろ、昔も思ったけど、コミックスで見事に表現されてる「間」がやっぱし消えちゃうのは、ドラマCDだと空白の表現を嫌うからかな。あ、あの、素人が偉そうな感想書いてすみませんほんと……。</p>
				
				<h3>Amazon</h3>
				
				<p><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4832284185/matono-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51NBDYKQH2L._SL160_.jpg" alt="1999年七の月-上海(上)" style="border: none;" /></a>　
				<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4778010019/matono-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51wsHN%2B7SgL._SL160_.jpg" alt="窮鼠はチーズの夢を見る    ジュディーコミックス" style="border: none;" /></a>　
				<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0011XTAGA/matono-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51u7ZEH%2BOxL._SL160_.jpg" alt="窮鼠はチーズの夢を見る ドラマアルバムCD" style="border: none;" /></a></p>
				
				<p>水城先生ご本人が書かれた感想も探すと出てきますよ～。</p>
				
				<h2>「DEADLOCK」</h2>
				
				<p>原作はもうすごい気に入りようで、なんたって「俺の息子はエアバックのように一瞬でガチガチになった」なアメリカンホモですから、ブロークバックマウンテンも真っ青（ごめん言い過ぎ）のハードさ。全3作、この「DEADLOCK」が1作目で、1作目はおもにプリズンブレイクです。ちょっと違うか。1作目のみ刑務所が舞台。</p>
				
				<p>英田サキの書くものって、わりと調査したことが全部詰め込まれている感があるので、ドラマCDってどうすんの?　って思ってたけど、脚本グッド!　ト書きをユウトの独白にしちゃうのは分かりやすいですね。あ、先におもなキャストはこんな感じ。</p>
				
				<blockquote>
				  <ul>
				  <li>ユウト：中村悠一</li>
				  <li>ディック：安元洋貴</li>
				  <li>ネイサン：三木眞一郎</li>
				  <li>ミッキー：伊藤健太郎</li>
				  <li>ネト：三宅健太</li>
				  <li>トーニャ：鈴木千尋</li>
				  <li>マシュー：岡本信彦</li>
				  <li>ハイデン：北 大輔</li>
				  </ul>
				</blockquote>
				
				<p>個人的にはBB（ユウトをレイプするゴツい人）が名演だったと思うんだけどな!　で、こちらも中村が受け、ディック役の安元洋貴は一番よく聴くのはBLEACHのチャドかな、ディックの演技はというとええと、なだぎが真似してるディラン、かの小杉十郎太ですね、ああいうアメリカンをもうちょい現代風にした感じですね。Xファイルのときの風間杜夫っぽいかな、まあいいや、とにかくうまいことアメリカンだった!</p>
				
				<p>三木眞は名演というより怪演ですかね、声揺らしすぎだよ!!　もともとそういう演技する方ですけどあれはやり過ぎだ、どれくらいのボリュームで聴いていいか分かりませんよ。でもネイサンって多分ああいう喋り方だからいいか。まあそのせいで最初からこいつが怪しいってバレてそうなのがね。もー。つーかブックレットで一人だけ故意に顔を隠しているのが本当の意味でなんとも言えない!!</p>
				
				<p>いとけんはジョジョ五部ゲーのミスタの喋り方とほぼ同じ。いいミッキーでした。ああいういい感じの脇役やらせたらいとけんはすごいハマるよなあ。このドラマCDはなかなか配役がうまいこといってる。で、ユウトが阿部ならトーニャ（男だけど女として生きる「シスター」、そのまとめ役をしているのがトーニャ、すげえ美人）は栄口くんですが、さすがだったー。鈴木千尋は「エルフェンリート」見たときもいい感じだなーと思ったんだった。女言葉なんですけどちゃんと男だって分かるし全然きもくない。ステキ!!　ついでに巣山役の人もちょろっと出てる。</p>
				
				<p>これCD2枚組で、正直前半はちょっとだれるんだけど、後半はなかなか（マジBBが耳つぶされたときの声がいいんだけど）飛ばしてて楽しめますね。ネイサンの「銃を寄こせ～」の「せ～」が若干なまってるのはあれか、愛嬌か。過剰なとこ私はOKだけどどうなんだろう。</p>
				
				<p>そんでね、2作目・3作目もドラマCDなってて、2作目の新キャラ（ロブ）は遊佐が演じるし、ユウトの義理の兄（だったと思うが）は関俊彦、言ってみればウラ&amp;モモ、もう気になってしょうがないのですけど買うかどうかって言ったらもうお財布的に無駄遣いの限界、キツい!</p>
				
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				<h2>おまけ～BLCDにおける喘ぎ声</h2>
				
				<p>ほんと文章中で見ても恥ずかしいのにCDですよ、恥ずかしさMAXですよ。なんていうかあの濡れた感じの音とかね、フツーに困るね、あれならゲイビデオ見たほうがなんぼか勉強になります。（個人的に）</p>
				
				<p>とか言いつつ、中村受けを2本連続で聴いたわけで、阿部っていう不純な動機だったわけですけど、エロシーンも当然2倍、あれなー仕事にしてもすごい大変だよね、ホントもう悲しくなってきたというか、お察ししますと思いました。モエもなくはないよ、それはまあオタクだからしょうがない、けどそれを上回る気の毒さというか。</p>
				
				<p>まーその一種のファンタジーを声で作るわけですよね、すごいよ、頭下がるわー。個人的には鼻に抜ける感じのいわゆる「受け声」じゃなく、もうちょいアホっぽいのが好みですけどね。ってこれ実演しないと伝わりそうにないうえ死んでもやりたくねーってかお嫁にいけなくなるけど!!　なんてーか「ぐっ」とか「くっ」ではなく「あはーん」系の声でやってほしい感じだな……いや分かるかー!!</p>
				
				<p>そんな感じで、中村受けはおなかいっぱいになりました。（ちょっともう気の毒さで）私は声優さんが歌ったり踊ったりするのもホント気の毒だと思ってしまうタチで、アイドル化もね、どちらかというと悲しくなるのですけど、あの喘ぎだけは職人技だなーなんか。AV出てくれっていうのと近いじゃん、いやーまったく、すごいですね。</p>
				
				<p>まあもう色々背景的なことも嘘かホンマか分からんなりに情報は得てますけど、それを踏まえても中村悠一ちょっと応援したくなったなー。同年代だしな。（それであれはあれだけど）まあもうちょっと演技のバリエーション増やしたらエロくていい声なので、うまいことプロデュースされてくことを祈ります。</p>
				
				<p>【追記】上で書いた「あはーん」系っていうのは、小林幸子がピップエレキバンのCMでやってる「そこのコリ～なの～」のあれっぽいややギャグまじりの喘ぎ方のことです。あれでやってほしい。</p>
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		</item>
		<item>
		<title>いいやっていう勢いで</title>
		<link>http://dutch-roll.com/as-always/100.html</link>
		<comments>http://dutch-roll.com/as-always/100.html#comments</comments>
		<pubDate>Wed, 02 Jul 2008 15:23:04 +0000</pubDate>
		<dc:creator>matono</dc:creator>
				<category><![CDATA[BL]]></category>
		<category><![CDATA[as always]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://dutch-roll.com/as-always/100.html</guid>
		<description><![CDATA[				なんというか、こう、ネタってとことんまでやるからネタだろって感じで、まあ半分くらい素ですけど、ドラマCD買ってみた。
				
				　
				
				
				英田サキのDEADLOCKシリーズに関してはこのブログでもこのあたりに書きました。
				
				
				英田サキ作「DEADSHOT」レビュー
				
				
				んで、なんとなくキャストの豪華（?）さは前々から知ってたんですけど、最近いろんな作品を通じていろんな声優さんについて知るうち、このラインナップは少なくとも一回は聴いとこう、みたいな。あんまし若手の方というか、人気とか演技とかよく分からないので、勉強の意味合いも含む。アニメだとキャラ萌えが必然的にあるのでなんか、なかなか声を聴けないところがあって、いったい私は何に対してこんなに言い訳をしているのか、と非常に疑問というか照れ隠しもありますけど、そんなわけで買っちゃったのであります。
				
				BLCDといや私はあれですよ、濡れ場もあってガチとなるとグラビテーションが最初で最後だったんですよ。だから昨今の流れには全然ついてってないわけです。唯一Hのところで「くいもの処 明楽
				」を聴いたかな、最近。まさか自分が買うことになろうとは……憎いな阿部。阿部でさえなかったらマクロスも阿部な阿部なんか……うむむ、しかし遊佐とか三木眞とか気になるし、という、抗えない好奇心。
				
				夏コミの準備にそろそろ本腰入れますけど、やりながら聴くんだろうなって思ってます。俺まな板の上の鯉っスから（←確か尾崎南の名作に出てきたせりふ）、好きにしてくださいみたいな。あー変な日記。今日大阪日帰りしてきましたけど、やっぱね、飛行機っていいですね。余裕見て家出たら空港に1時間半前に着いちゃって、展望デッキでずーっと離陸する飛行機を見てました、いいね、飛行機。黒い羽のやつがよかったです。
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[				<p>なんというか、こう、ネタってとことんまでやるからネタだろって感じで、まあ半分くらい素ですけど、ドラマCD買ってみた。</p>
				
				<p><a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B000WM83KA?ie=UTF8&#038;tag=matono-22&#038;linkCode=as2&#038;camp=247&#038;creative=1211&#038;creativeASIN=B000WM83KA" name="DEADLOCK" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51jgranq1pL._SL160_.jpg" alt="DEADLOCK" style="border: none;" /></a>　
				<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B0011XTAGA?ie=UTF8&#038;tag=matono-22&#038;linkCode=as2&#038;camp=247&#038;creative=1211&#038;creativeASIN=B0011XTAGA" name="窮鼠はチーズの夢を見る" target="_blank"><img src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51u7ZEH%2BOxL._SL160_.jpg" alt="窮鼠はチーズの夢を見る ドラマアルバムCD" style="border: none;" /></a></p>
				
				<p>英田サキのDEADLOCKシリーズに関してはこのブログでもこのあたりに書きました。</p>
				
				<ul>
				<li><a href="http://dutch-roll.com/review/bl/21.html">英田サキ作「DEADSHOT」レビュー</a></li>
				</ul>
				
				<p>んで、なんとなくキャストの豪華（?）さは前々から知ってたんですけど、最近いろんな作品を通じていろんな声優さんについて知るうち、このラインナップは少なくとも一回は聴いとこう、みたいな。あんまし若手の方というか、人気とか演技とかよく分からないので、勉強の意味合いも含む。アニメだとキャラ萌えが必然的にあるのでなんか、なかなか声を聴けないところがあって、いったい私は何に対してこんなに言い訳をしているのか、と非常に疑問というか照れ隠しもありますけど、そんなわけで買っちゃったのであります。</p>
				
				<p>BLCDといや私はあれですよ、濡れ場もあってガチとなるとグラビテーションが最初で最後だったんですよ。だから昨今の流れには全然ついてってないわけです。唯一Hのところで「<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000UJAP8S/matono-22/ref=nosim/" name="amazletlink" target="_blank">くいもの処 明楽</a>
				」を聴いたかな、最近。まさか自分が買うことになろうとは……憎いな阿部。阿部でさえなかったらマクロスも阿部な阿部なんか……うむむ、しかし遊佐とか三木眞とか気になるし、という、抗えない好奇心。</p>
				
				<p>夏コミの準備にそろそろ本腰入れますけど、やりながら聴くんだろうなって思ってます。俺まな板の上の鯉っスから（←確か尾崎南の名作に出てきたせりふ）、好きにしてくださいみたいな。あー変な日記。今日大阪日帰りしてきましたけど、やっぱね、飛行機っていいですね。余裕見て家出たら空港に1時間半前に着いちゃって、展望デッキでずーっと離陸する飛行機を見てました、いいね、飛行機。黒い羽のやつがよかったです。</p>
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