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禁煙に向けて その2

こんなタイトルですが、さて、本日が禁煙開始初日です。離脱症状がけっこう半端ないです。ナメてたけど半端なかった。ここまでの眠気とだるさはこれまでの人生で味わったことないレベル。究極的。寒気もするし、お腹こわし気味だし、ひどい全身症状ですよ。手足がとくにだるい。なんていうか、すごいね、このちっさい薬物は。興奮物質が垂れ流しになって、睡眠リズムが今まで崩れまくってたったことだ。

で、以下つづきは少し前に書いたものの中途半端だったため眠らせておいたエントリ。エイプリルフールとかの空気をまったく読まずに普通の日記ですまんよ。

すべての事物から力を借りようと名だたる禁煙本を手当たり次第に読んでいます。そしてそのまったく逆の本もあることに驚いた。つまり、「喫煙は有益だ」という本ですね。

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けっこうとんでもないタイトルですよ、「スモーカーのあなたにはタバコは栄養です―タバコ有害論は矛盾だらけ!」。いやいや栄養ですって、いやいやいや。

まあ何が言いたいのかというと、ものの見方はいろいろだし、情報もいろいろだから、ちゃんと知らなきゃだめだよということです。禁煙本とこの本は真っ向から意見を戦わせている、タイトルだけ見ればそう思っちゃうでしょ? でも実はそうではない。そこが面白いところなんですよ。そこに情報のトリックがある。

まず、禁煙本というか禁煙奨励派が「たばこは害だ」と主張する根拠のうち、極端なのはだいたいこんな感じね。

  • 発がん性がある
  • 依存性のある麻薬
  • 毒物
  • 寿命が縮む
  • 妊娠時の胎児への影響

対するたばこ有益派がどう反論するかというと。

  • 癌になるかならないかは運だ、癌は細胞の老化だ、ニコチンは無関係
  • たばこを吸うと皮下脂肪がつきにくく、メタボリックから逃れられる
  • 肺癌や喉頭癌の危険性は増すようだが、子宮癌になりにくいなどメリットがある

この二つを見比べて、どうですか? なんか噛み合わないと思いませんか? どうしてそうなるのか。理由はわりと簡単です。禁煙をすすめる本の中には非常に過激な、根拠の乏しい書き方のものもあって、たばこ有益派はただその「過激さ」に反発しようとしているだけ、どちらも行き過ぎて本来の目的=「たばことは何なのか」というところを見失っている。この争いは不毛だよ、喫煙者の意識が変わりにくいのは、嫌煙派の「過剰さ」への反発が根底にあって、で、それに乗っかって「いやそうでもない、たばこOK」みたいな反論が愛煙家の罪悪感をうまいこと帳消しにして、結果的に不幸が生まれ続けている。

何が真実か、というのは、個人で見極めないと、誰も教えてくれない。世の中そんなものです。そして、何を信じるかは自由だし、何をもって真実とするか、どこを終着点とするか、まあとりあえず自由。正しいことが必ずしも自分にとっての真実ではない。そんな中にも、ひとつだけルールがあるような気がする。「人に迷惑をかけないこと」、これに尽きると思う。要はマナーですね。

なんか本筋から逸れた、まあなんだかんだで中立でいたいと思う私の理解というか私の知っている情報を以下にまとめます。

  • 発がん性はタールと一酸化炭素からくるのであってニコチンそのものに発がん性はない
  • 喫煙者だけががんになりやすいのではなく、喫煙者はがんの発生部位に偏りがある

タールや一酸化炭素は大気中にも含まれていますね、受動喫煙の害がスゲーという研究があったりしますけど、空気を吸わずに100%副流煙だけ吸う、とか仮にそういう器用なことができる人がいたらスゲー害って話。まあタールも空気中にいっぱいあるわけじゃないから微妙な話ではあるんだがな、粉塵とか吸い込んじゃうと多分たばこ並みですね。だから単純に発がん性だけ論じるなら喫煙者がとりたてて高いっていう感じではない。がんが発生する部位から統計的に観測すると喫煙者圧勝の項目がある、という、まあそういうことで。だからたばこ=発がん性と考えるのは、正しいけど行き過ぎると嘘っぽくなるのであんま言わないほうがいいと思った。かといって癌=老化だからたばこ全然関係ねぇ、とまで言われるとあれあれと思うので難しいね、この辺は。

  • タールや一酸化炭素やその他毒物は、循環器系に明らかに影響がある
  • タールや一酸化炭素やその他毒物は、口腔環境にも明らかに影響がある

これはその通りですね。痰が出やすくなるとか息が吸いづらくなるとか、一酸化炭素は酸素を奪うしね、血管も細くなっちゃうし、「たばこ焼け」って言葉がある通り声も掠れて低くなる。喉から風邪をひきやすくなるし、歯茎も弱るし、黄色くなるし、結果的に口臭が。呼吸器にとっていいことは何もない。血管が細るっていうのは、手足とかが冷えて、胃腸の働きも鈍くなるってこと。ただし、これはね、全喫煙者が同じだけこれらの害をこうむっている、ということではないのです。生まれつき血管が超太くって血液超サラサラって人は、たばこ吸って人並みくらいまで抑えられる程度、とか、そういう例もなきにしもあらず。

禁煙本は程度の話を一切無視するというのが今のところの印象だな。

  • 喫煙は寿命に影響しない

ここまでの理解を総合的にまとめると、個人的には喫煙は寿命には影響しないと思います。いろいろ見たけど。なんかもうWHOとかまで見たけど。健康であるかどうかは別にしてね、生きるだけだったらもう昨今の医療でなんとかなることが多いと思う。喫煙大国日本が、長寿大国でもあるというのがなんとなく手品の種明かしっぽくない? ってまあ、私は本当に個人的にそれくらいの根拠で言ってるだけですけどね。

  • 一酸化炭素のおかげで老化が早まる
  • 女性ホルモン減少

さてこの2点も確実かと。美容の大敵、と言われるのはそういうわけで、吸い込む分のほかにも顔とかに当たる煙もあるし、細胞が活発に生きるために必要な酸素がどんどん奪われるわけだから、そんで老化=酸素たっぷりの瑞々しい細胞が失われることだから、喫煙で老化が早まるのは至極当然、美容の大敵というのも当然。

そんで女性ホルモンは減る、確かに。これさ、たばこの毒がどうこう、って説はよく聞くけど、実際何がだめなんだと思う? よーく考えると、やっぱり一酸化炭素なんですよ、一酸化炭素は酸素を奪う、これに尽きる。砒素とか水銀なんかの猛毒が直接どうこうするレベルで入ってるわけじゃなくてね、一酸化炭素そのものの作用が毒。たとえば卵巣で卵胞ホルモン(エストロゲン)とかが作られるよね、女性ホルモン代表選手の一人ね、でもこういうホルモンを作るためには、酸素が必要です。酵素と酸素。第一に生産量が落ちる。ほんで、血液中を巡っていろんな場所にこ運ばれるときにも、代謝によってホルモンたちはちょっとずつ作用が弱まるわけで、酸素が足りないとここで代謝が異常に促進されてね、到達したころには働かなくなってしまう。第二に、つまり不活性化。

まあわりに科学的なことが言えるわけですよね、メディアは「喫煙は女性ホルモンを○○する」って騒ぐだけじゃわかんねーからどの成分がどの組成をどの程度どうする、って明確に言ってほしいなと思うところです。ついでに、男性の体にも女性ホルモンは存在し、それが頭髪とかに関連しますから、生殖機能の前に若くしてハゲる確率アップ。ED化も。

さらにいくつか追加調査したところ、「喫煙=一酸化炭素過多<肥満による酸素不足、圧迫、細胞死滅」つまり肥満のほうがスピード老化する、っていうアメリカの研究結果を見て驚いた。約1.2倍くらい肥満のほうがやばかった。BMI30以上、とあったので明らかに見て分かる肥満の場合ですけどね。標準で20ちょいかな、くらいなので。たとえば身長154センチで70キロ超とかそういう場合です。ううむ。

  • ニコチン依存症はなかなか気持ちよい
  • ニコチンのために毎日せっせとお金を払い続けていいものか
  • ニコチンのおかげで得られた「成功体験」には、突き詰めるとニコチン以外の要素が必ずある

お酒を飲んで楽しいのと、わりと似たような感覚です。ニコチンそのものは依存性があるだけで、アルカロイド系のね、なんかそういう植物由来のものです。ニコチン切れたときにニコチンを摂取すると、こりゃもうすっげー気持ちいいんだな。中毒だから錯覚なんだけど、いやもうほんと気持ちいいんだな。これを「栄養」って言われたら「だよねー」って言いそうなくらいだよ。しかしだからこそこいつが問題で、嗜好品っていうからには金がかかるし、なんかずっと錯覚させられてるから「みんなでカラオケしながら吸ったたばこは美味しかったなあ」とか、成功の陰にたばこあり、みたいな変な認識になってくる。

ニコチンの依存性を「小さい悪魔」と、あの有名な「禁煙セラピー」なんかが名づけてましたけど、残念ながら本当にその通りなんですよね。ちなみに悪魔って言葉が言いすぎとか「タバコは栄養」本ではスゲー適当な反論してた、これはその程度しか反論できないくらいその通りってことです。金食い虫で、記憶食い虫なんだろうなと思う。

記憶食い虫っていうの私が今さっき名づけたんですが、みんなでたばこ吸いながら話してると盛り上がるじゃん、あの経験はニコチン充填時の気持ちよさをある意味上回るんだが、多分同じくらい、そこでたばこが切れたっていう経験もあって、そうするとイライラと不安が襲ってくるのね。盛り上がって楽しいのは気の合う仲間といるから楽しいんであって、むしろたばこが切れることによるイライラがそれをマイナスに持ってくことさえある、これは認識しとくべきだろうな。

最初の一本は決しておいしくなかったはずなのにね。

以上が現状の理解であり、私は今まではこれらを理解したうえで吸ってたので、だって若かったし妊娠する可能性とか一切考えてなかったし働いてお金に困ってもなかったし短命の家系だし喫煙マナーも守ってたし、つまり吸う理由もないけど吸わない理由もとくになかったからな、だから全然、問題なかったと思ってるし、分かってて吸いたいんだったらそりゃ権利だと今でも思う。ただ、こういうのを知らないで、なんか年上のきれいな女性が吸っててかっこいいと思ったからとか、仲間内の連帯感でとか、そういう理由で吸い続けるのは単なるニコチン奴隷ですね。

現代の喫煙産業がよろしくないのは、高い税金とってるからでも、依存性のある薬物を売ってお金をもうけているからでもなく、「たばことは何か」を知らない人にも手軽に吸わせてしまえる、という点だと思う。分煙とか禁煙とかより前に、まずたばこって何なのかから教えるべきだ、と言い切ると教育の責任になり兼ねないなあ、それはまた不本意だけど。難しいな。小学校とかで真っ黒の肺の写真とかグロテスクな手足壊死写真とかも不要とは言わんけど、ああいうことじゃなくってさ、たとえば「ニコチン茶」を作ってみせるべきだよ。ニコチン茶=たばこ3本を50mlの水に漬けておくだけでできる衝撃の猛毒薬。

ううーこうしてる間にも離脱症状が、この眠気はひどい。ひどすぎる。まるで脳が綿菓子になったみたい。けど今のところ、たばこに火をつけよう、って気にはなってない。ずっとシミュレーションしてきた効果はあったかも。寒気はだいぶおさまってきて、かわりに軽い頭痛きた。辛抱や、今は辛抱やで。

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