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としをとるのである

というわけで今年も歳をとりました。思うに歳をとる、というのは自分がこの世に存在してからの記録がまたちょっと延びたとかそういう感じのイベントであって、何歳だからどんなだ、とか言っても極端な平均値でしかないのだろうな、と思わずにはいられないような普通に大人の歳ですごくがっかりします。自分に。

あと去年はなんか連れの人に当日お祝いしてもらえなかったことで色々不満に思って拗ねて自分でケーキを作って自分で食べるとか一見悲しい暴挙に出たりもしましたが、今年は仕事で度し難いことが起こりすぎてどうでもよくなりました。一歩悟りに近づいた気分です。悟ってはいけない温泉、とかよく分からんパロディも思いつかんばかりです。ただネット(表の顔の側)ではありえないくらいお祝いメッセージをもらって自分の一年もそう捨てたものではなかったとへらへらしてもいる。

さてヴェスペリアにまんまとハマったような感じで先日はTさんをつかまえて延々話を聞かせてもらうなどし、ますます興味を持ってしまいました。なかなか説明がうまくいかなかったのですが、「お互いがお互いを理想だと思っているが矢印の先の理想像が少しずつズレている出来上がったカップル」というのが私の「二次創作萌え」のパターンの一つであり、某児童文学がまさにこれなのです。そこんとこがど真ん中です。しかも、Tさんの話を聞けば聞くほどゲーム本編の二人が私の好きな関係のようで(一応おっさんか前髪のぼーんとなってる人を好きになるだろうとも言われましたが)映画の刷り込みを持ってチャレンジすればハマりも最高潮に達するのではないか、と自分では思います。しかしながら、ハードから揃えるのはやはりハードルが高いのであった。(※シャレではない)Hはさっさとクリアして(そしてハマった上で)私にゲームだけでも貸してくれるべきだ!!

とはいえ、マイクロソフトのXboxはなんとなく職業柄気になるので買っても損はないんじゃないかとかも思っているのですが。というか、根拠は要るんだけど何か企画すれば会社で買ってもらうことも不可能ではなく、一応画策中です。(プレステを買った部署があるくらいだから)ただそれだと自分のものにはならないんだよなー当たり前だけど。そしてファミリー向けの分野では一番ビジネス要素が高いのはやはりWiiなのでXboxは無理があるにも程がある、という気がしないでもないです。

とかだらだら書いてても仕方ないので働くしかない。そう思って自分を鼓舞するのですがなかなか体力に限界があります。仕事は好きなほうなんですけども、生活のためと割り切っている部分が大きいので、無茶だ理不尽だと思うと反発して余計に疲れるという面倒くさい悪循環に陥ります。もういい歳なのでそれすら割り切る精神力が必要、あるいは転職する勇気、とも思ったり。ごくたまに出版社の方からこういう企画でこういう文章書いたら、みたいなこと言われるのですが、働きながらさらに割り切ってビジネス書を執筆する勇気も情熱もいまだ持ち合わせがありません。同人誌なら趣味だからいくらでも書けるけどさ。と、最悪に情けないまま生きています。生きてるからいいのだ。

そういう気分なのでまたインプットを大量にしようと思って、今週は邦画をヴェスペリア含め5本見ました。他はDVDで。「ニライカナイからの手紙」は金井勇太めあてで見て、お約束で泣かされました。映像はとてもキレイだった、なんていうかワンカットで撮ってるシーンの多さが静けさを表現してるみたいに感じられてそこが面白かったです。「グーグーだって猫である」は単体で見れば別に嫌いな話ではなかったものの、原作との乖離が気になってしまって頂けなかった。犬童一心はジョゼ見たときも思ったんですが原作ものは今のところ全滅。オリジナル脚本のものは比較的いいのに。この監督とまったく気が合わないことがよく分かったのでその意味では見てよかった。

次に大好きな「嫌われ松子の一生」の中島哲也監督作品を一気に見ようと思って「下妻物語」「パコと魔法の絵本」を見ました。「下妻物語」はケタケタ笑いながら、嶽本野ばらって本当ありえない作家だよな、と思ったりしました。これをここまでパーフェクトに映像化してしまうこともすごいけど、嶽本野ばらの徹底的にドライでロックで絢爛豪華な世界観がまずすごい、というのはまたどこかで語りたいです。あと実は土屋アンナの顔がここ三年くらい好きです。好き過ぎます。で、パコは泣いた。首のところまでびっしょびしょになるくらいの涙の量で、もう声も抑えられない感じでわあわあ泣きました。映画館で見たら危険だったと思うほどです。今も思い出しただけでやばいくらいです。ここまで泣いた映画は他にないので、パコは私の中の映画ランキングほぼ1位にランクインされました。空気人形もすごくよかったけどパコは万人に受け入れられるだろうという点がさらに素晴らしい。クリスマスにも良さそうなので、わあわあ泣きたい人にはおすすめです。

他は漫画で村上もとかのJINが気になってたので一気読みしました。友達の結婚式前日だったのに8時間も漫画喫茶にいて心底私はダメ人間だと思います。途中で止めるつもりだったのですが全然止まりませんでした。医学ものは基本的になんでも興味を持って読むので止まるはずもなかったのであった。結果、ドラマより原作のほうが五倍は面白いと思いました。ドラマの南方仁は知らない人だとすら思った。ライアーゲームとブラよろの新刊も読みましたしアフタヌーンも読んだ。おお振りはついに三橋が決定的なカッコイイ台詞を発していて感慨深かったです。そしてようやく泉が見切れなくなって良かった。ずっと榛名の試合を観戦するというストーリーであり、三橋と阿部の隣に座っている泉は常に見切れていたのでした。というか、おそらく作者は「見切れてもキャラが把握しやすいように」頬や目に特徴のある泉を選んだのだろうとか思っています。おお振り新刊は来月出るよー。あと今月に市村春子の短編集「虫と歌」が出るのでそれがすごく楽しみです。市村春子という人はどういうわけかスタイリッシュなBL好きが好きそうな、それでいて漫画好きの青年(オッサン)読者でも余韻を楽しめそうな雰囲気を持っていて本誌に読みきりが連載されるたび注目していた作家さんです。

最近買ったBLの話もしたかったけどそれはまた今度ということで。そうだ、あと冬コミに向けて二冊本を作ろうとか思っていましたが、イベント出るごとに売り上げが減っているということもあり、やっぱり漫画一冊のみにしようとか少し冷静になったりもしています。インプットも大事だし、とことんそれに費やすのも悪くないな、なんて思う秋も終わりの夜長でありました。

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