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攻めるシーズン

私が人生攻めようとしてるときは大体病んでるときですけど、顔色悪いのはデフォルトです。

さて、ずっとレンタルしたかったのに貸し出し中のままでハンカチを噛んでいた「ちはやふる」を、先日ようやく読みました。みんなの言う通りすごい萌え漫画でした。ふつうに主人公(の少年)二人がくっついたりするのかなーと思っていたら、ドSの須藤くんに超萌えた。理由は、須藤くんがドSだからです。イコール最上級です。「ごめんなさいは?」とか言われるだけのロボットになりたいわ。乙女ゲーに感じる憧れ的な萌えを体感しました。といって、主人公(の少年)二人も気になりはしますけど。二人ともかわいらしすぎてなんともできない感じですね、現段階では。

あとストーリー的にも萌えとか言いながら私競技かるたには興味があったので、すごく楽しめた。競技かるたというよりはまあ和歌が好きだったんですよ。何が詠まれているのかを考えるとわくわくしまして、あら雅やねえとか思いまして、百人一首は百首覚えてますけど、決まり字は大山札+あで始まる16枚くらいしか知らず、しかも中間飛ばされたら分からない、上の句が終わるか終わらないかのうちには取れるけど、それより速く動いたことはない、そんな感じの中途半端な百人一首好きです。現代語訳とかも文化のズレっぷりがおもしろくってさあ、という。だからかなちゃんに共感するする、千早が攻めるタイプの主人公なので、かなちゃんみたいな子が出てこないと逆におかしいくらいに思ってたので、グッジョブ、攻めるかるたグッジョブ!

あと、「ちはやふる」のあの歌ね、私すっごいガンダムのイメージなの。なんでかっていうと、昔ガンダムWが好きでアニメディアとか買ってたころのお正月特集で、百人一首をもじってガンダムWキャラに詠ませよう、みたいな企画があってですね、あのアニメディア捨てなきゃよかったなーアア、ちはやふるはヒイロ・ユイの傍若無人さを詠むみたいになってて、「~首くくる(自爆する)とは」みたいな、いやいや待ってと、神聖な和歌に何してくれてんねんと思いながら、しかしこの真っ赤に染まる紅葉の歌はヒイロにぴったりだなあとか(1×2だったんですけど)思って、ドキドキしていた、そんな過去を思い出して恥ずかしさでバーンてなります、頭が。

そういえばHに勧めた「青のエクソシスト」ですが、Yにも勧めたほうがよかったんだな、と最近気がつきました。1巻だけじゃ分からんかなーと思って、私は(意外にも)加藤和恵の絵が好きなんですけどね、ほんと読むほどにこのメガネはY向けだったと。私はネクタイ締めてあげてるときの顔の近さとかにエロスを感じ、あるいは植物と同化などにエロスを感じました。アガペーだと思います。(最近なみえの影響でアガペーアガペー言ってます)

なんかもう漫画の話しかしてないのでついでにBL界隈も言うと、この前まんだらけでいろいろ入手した明治カナ子はやはり興味深く、登場人物の家族関係がだいたいにおいて破綻してるなどの特徴を発見、なるほどなーと思いました。説得力のみなもとは案外そんなとこにあったのか。そんで藤たまきを今さら読んで呻った。文庫になってるすごく古い作品を読んだんですけどもね、「桜並木袋小路」が懐かしすぎて切ない。懐かしいと言っても昔読んだとかじゃないんですけど、藍川さとるとかあとり硅子とか、なんでしょう、あの頃の新書館といえばいいのか、竹美家ららにも通じる、いやもっとなんか、少女まんがになりきれなかった何か、繊細すぎて胸の中に蓮の花が咲いたうたかたの日々(ボリス・ヴィアン)のような、あっ言い過ぎたかもしれない、とにかく切なさが好みでした。全然泣きはしないんだけども「泣きそうになる」というあの感じを味わえます。

会田薫でふゅーじょんぷろだくとの発掘力に期待を覚えたので出てるやつ全部(オリジナルはまだ3冊くらいだけど)買って読みましたところ、恋煩シビトは確実に感性が合うと思い、それどころかBLコミックに出てきたキャラのバックグラウンドとかその後の人生とかをほぼ初めて考えてしまったというか、人の作り方とドラマの持って行き方がステキでちた、一見ありきたりなのに。ドラゴンの刺青の龍二君は本当に誰か幸せにしてくれんかな無理だったら私が、と思ったくらいです。(私はBLはわりと冷静に読むことが多いのでこれはかなりキテる)ペンネームもいかしてますよね、「死人の恋わずらい」(伊藤潤二)、好きだったロマンホラー。一方、世界一幸せなBLという帯のモチメ子さんのは、そんなに合わなかったんですけど、私が合わなかったというだけで、これ好きな人は好きだろうなーと思います。やはりふゅーじょん面白い人選。東京漫画社とは全然違う路線でいってほしい、と思ってたら創刊されたBL雑誌にはヤマシタトモコ呼んじゃうのね……それは仕方ないわね。

あとすごく昔に友だちから読ませてもらったテニス(鳳宍)のすごく暗くて長い同人誌をどうしてももう一度読んでみたくて、しかし絵柄と1つのシーン(宍戸が長髪の頃なんかいじめられててむしろ輪姦され、長太郎がそれを見せられている、という)しか覚えてなくて、まあもうちょい詳しくも言えますけど、基本そういう暗い続き物の話で、時間の隔たりもあるためそれだけじゃまったく探しようがなく、何かちょっとでもいいから手がかり、と思って氷帝出身かつ商業で活躍されている作家さんのコミックとか探したりして、途中で山中ヒコの「王子と小鳥」を読んだんですけど、一瞬何を探してたか忘れるくらい面白かったです。アラブの王子と日本人の男の子(王子より年上)の純愛BL。アラブやべえ、もうアラブだけでやべえ、という感じですが、アラビア語などにも誠実さがあり、実に独特な感性と未来を感じさせる良作だと思います。とTさんSさんに勧めてはみたけど、私の感性は基本やべえらしいので「面白そうだけど買いはしない」と却下されました。神子は慧眼だね。

なんというか最近現実が面白くないので(嫌なことって連続するよね!)、恋愛等のモチベーションもすっかり落ち、感情のないロボットになりたいわーとかわりと真剣に思って、洋画でラブドールと結婚しちゃう男のラブストーリー的なのも公開されたし、好みの顔した男の子人形と私一生暮らすわ、とか、本当に何度も言うけど半ば真剣に考えちゃって3時間くらい検索したけど、結論としては私好みの少年ラブドールはなかったです。今後このブログがヒットするようになったらゴメンていうくらいなかった。しかしなぜか、卒業式で全員首を切られるエロ漫画とか発見、あまりのアホさに笑いが止まらなくなってるうち、おむつにしか萌えられない人の狂乱のサイトに遭遇、私なんか全然まだまだだなーと思って、最終的に崎谷はるひの「少年人形」っていうBL小説が妙に変態さで評判高いのを知って買いました。半分くらい読んだけど、実に変態で、今大きなビルの受付嬢のように爽やかに笑いながら「これはまったく変態ですね!」と言える、夏の終わりを実感しています。私は変態といってもすぐグロ方面とか文学っぽい感じで変態に生きててもいいんだよと言いたくなるたちなので、なんか純粋に変態を楽しんでる人たちが新鮮です。というか今まで「これは変態なのでは」と期待を寄せたBL小説がことごとく文章・構成・小説のすべてが破壊されていていくらすげえプレイしてても一向に何もこみ上げてこなかった経験などから、かなりナメてかかってたんですけど、崎谷はるひは文章・構成・小説のすべてがぐっとまともであるばかりか、たまにとんでもなく面白いアフォリズムも出てくるし、あえぎ声とかも勉強なるし、あまつさえ変態という、私もこれは笑顔にならざるを得ません。本当にありがとうございました。

Comments:2

H 09-09-01 (火) 22:37

王子と小鳥は私もジャケ買いしたよ!面白かったよ!というわけでT氏とS氏も普通に読めると思うよ!

須藤は案の定な感じですね。

matono 09-09-02 (水) 22:46

Hが好きということは比較的みんなもいけるやろ!
私の感性いつもよりはおかしくなかった!!

須藤はそりゃ案の定でしょうよ。でもTさんも好きらしい。
変態はスルーですね。

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