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3人でって誘ってもよく断られていた思い出

スケット・ダンスの7巻発売おめでとうございます。ってちょっと遅いけど。本誌で読んだあとコミックスでもう一回なめまわすようにじっくり読むのが楽しいスケット・ダンスです。7巻の見所は鬼姫編の見開きカラーイラスト。ボッスンがむっちゃカッコいい笑顔でアイス食ってて、意外と肩幅あって乙女心をくすぐるアレです。ボッスン、いつもと違ってかっこええやん、みたいな。ヒメコもいい笑顔。スイッチだけなぜか真顔で一歩下がってそんな二人を見ている。

え? なんでスイッチは一歩下がってんの? という疑問がここでわいてくるわけなんですけど、真顔なのでつっこんだら悪いかなーとも思い、なんとなく放置して今に至ります。なんででしょうかね。睨んでるように見えなくもないし。若干の、親しい者どうしが3人以上集まった場合に全員が全員に対し抱きやすい嫉妬みたいなもの? ドラえもんとのび太の仲の良さに軽い嫉妬を覚えるドラミちゃんみたいな。あるいはドラえもんと兄妹であるところのドラミちゃんに嫉妬するのび太:「ぼくだけ人間だった……」みたいな。なんか、ドラえもんでたとえてたら悲しくなってきた、ゴメン。

その後、鬼姫編解決時(あーちゃんが謝ってきたあと、ヒメコが「勇気出したなぁ」と言った直後)のコマで、スイッチだけ手をグーにして「よしっ!」みたいな感じになってるけど、なんか、どうもそれも無理やりやってるように見える。これは決して、腐った魂のみで言ってるわけじゃなくて、だってスイッチとヒメコが音楽やってたらボッスンだって妬くしな、だから、スイッチの人間味みたいのが、実はキッチリ表現されてていいなーみたいな、そういうことが言いたいのです。

さて、ヒメコとボッスンのエピソードが増えてくるにつれ思い出すのが、今の会社に入社したての頃~3年目くらいまでのあいだ、男女三人でよく遊んだなーという。別になんか、サークル内恋愛みたいに誰かが誰かに執着することもなく、だいたい3人でご飯食べたりゲームしたりしていた。いやこれ、自分がヒメコ的ポジションとかそういう痛いことを言いたいんじゃなくてね。まーたまに懐かしく思うこともあるなーというだけなんですけど。ただ三人でって私が誘っても断られること多かったですね。嫌われてたんかな。そうかな。(ドラえもん……)

という、三人の仲のようなものが語られる回は、ちょっぴりノスタルジックですけど、基本的にはギャグ、あと作者が天然すぎるという意味で、今後もスケット・ダンスは見守っていくしかありません。

そういえば作者が天然過ぎるといえば、篠原てんてーが「漢検二級」の「漢検」を「おとこ検定」だと思った、みたいなエピソードが載ってて、それについてご自分で「いやあ僕、三年に一回くらい天然になるんです」とコメントしてらしたけど、いやあの、言わせてもらいますけど篠原てんてー、毎回、毎分毎秒、天然でいらっしゃいますからね……? 本人は気づいてないらしい。そこがまた天然。むしろ天然を超えている。無意識に無邪気で素直。

だからこそ通常だったら編集が止めるだろう「実在するアーティストの歌を丸ごと一本使ってまるで同人誌のような話を本誌に載せちゃう」という奇跡が起こってしまったわけだと思いますね。あそこまで天然だと止めようがなかったと踏んでる、私は。それはもうpillowsもライブのチケット送らざるを得ないし、「ボッスン、風の強い日を選んで走っていこう」とか帯にコメントせざるを得ない。天然という最大の武器を使い続ける限り、篠原てんてーは地味でありつつも最強の座にあり続けるのではないかと思われます。

そういえば最近のジャンプでは、「べるぜバブ」が連載開始されて、嬉しい限りです。これ、ギャグ(というか台詞の運び)がこれまでのジャンプにないテイストで、いいなーと思ってたんですよね。読み切り時より格段に面白くなってるし。なんか、爆笑レッドカーペットとかで最近の芸人のネタをキッチリ研究して当ててきてる感じがします。しかしあんだけ非常識な設定なのになんか納得させられるのには既視感が……なんだろ、「ごっちゃんです!!」のつの丸先生とかに近い感じが。「まじかるタルるートくん」にも近いかもですね。たこ焼き好きそう。まあ要するに古典派の堅実な香りもするので、あの今どきのギャグが全然空振ってないんだと思われます。という、語りって楽しいね、的な自己満足レビューでした。萌え、まだ、あまり、ない。

「ネウロ」はもうほんとに打ち切りというか終わりそうで、残念です。返す返すもあそこで笹塚さんがああなる必要はなかったと思うんで、ということは、あの辺からもうラストへの伏線だったんだろなー。Xが見事に回収していったと思います。みんな好きやったのにーウワーン。「バクマン。」は安定してデスノを超えた面白さになってきたと思うス。あれはいいねーもういっぱいレビューされてるからいいですけど。「デスノート」という漫画のすべてをメタ的に眺めてデスノを超えようとしている、という意見が好きです。どこで読んだかは忘れました。

あ、それで最近興味を持っている「黒子のバスケ」なんですけど、私、ようやくこれホモ的な意味で目覚めて、以下のような妄想をしている。

「黒子のバスケ」で妄想

まあ単なる妄想なんですけど、受けとか攻めとかというより、黄瀬くんがちょっと異常なほど黒子くんに執着している、という状況が萌えです。まあ頑張って黒子が受けだろうか。ほんとにどっちでもいいけど。

それで、一場面(一シークエンス)だけなんですけど、ずっと頭から離れないのがあって、まあ私はもう1枚まんがを描くにもブランクに苦しんでるような状態なので字で表すしかないなーと思ってるので字で書きます。

雑踏を二人で歩いているわけです。試合帰りでもなんでもいいです。とくに仲が良さそうでもない適度な距離を持って、つかず離れず歩いてる。会話はほとんどありません。間がもたなくなった黄瀬くんがたまに「人が多いね~」などと話しかける程度。黒子くんは「そうですね」と頷くだけです。黒子くんの声は黄瀬くんにはほとんど聞こえません。そのうちに、スクランブル式の横断歩道に出ます。ちょうど信号は赤です。黄瀬くんはなんとなく、黒子くんが隣にいることを確認します。声はかけません。信号が青になるとほぼ同時に、二人とも歩き始めます。スクランブルの中ほどまで来たとき、黄瀬くんがふいに立ち止まります。スーツ姿のサラリーマンが何人か、黄瀬くんにぶつかって舌打ちをします。流れをせき止めるように、スクランブルの真ん中で、黄瀬くんはふり返り、左右を見、また前方へ向き直ります。黒子くんが居ない。少なくとも彼の目の届く範囲内のどこにも黒子くんが居ない。見えない。黄瀬くんは慌てて、小さな声で黒子くんを呼びます。「黒子っち、どこ」しかし呼んでも呼んでも、黄瀬くんの声は交差点の雑音にかき消されてしまう。そのうち信号の青が点滅し始め、黄瀬くんは走って横断歩道を抜けます。相変わらず黒子くんは見つかりません。黄瀬くんはもう諦めて歩き続けます。いつまでも不安です。黒子くんは、黄瀬くんにとって多分そういう存在です。(という妄想)

こういうことが実は何度かあって、あるときは陸橋の上で、あるときは校舎に入ってから、ひょこっと黒子くんは黄瀬くんの目の前に現れるわけです。それで黄瀬くんは悲しそうに尋ねる。「どうしていつもいなくなるんスか」でも黒子くんは大きな目で黄瀬くんを見上げる。「いなくなってなんかいないです、キミがボクを見つけられないだけで」黄瀬くんは何度かに一度は、どうしようもなく切なくなって、今にも泣きそうな顔をします。そうすると、まるで昔からの約束だったみたいに黒子くんが、「大丈夫ですよ」と言う。黄瀬くんはすこしだけ安堵して、それでふざけて黒子くんを羽交い絞めにします。黄瀬くんなりの愛情表現なのです。黒子くんはいつもの無表情で「イタイです」と暴れる。

でも、本当のところ黄瀬くんも黒子くんも、自分たちのバスケに対する情熱や思いがすれ違っていくだけだと知っています。時おり黒子くんを見失うのが、半分は自分の心のせいだと黄瀬くんは知ってる。黒子くんに至っては、黄瀬くんの決して純粋なだけでない執着心にすら気づいています。ただ、知ったからといって行き場がないのです。行き場がないまま、彼らのバスケは終わる。やがて黒子くんが火神という彼なりの「光」を見つけ、より完璧な「影」として黄瀬くんと再開するまで。

おおー、私の萌えポイントは、「知ってるのに知らないふりをするしかもうどうしようもないほど煮詰まってしまった関係性」にあるので、こんな感じ。まあ別にほかはどうでもよくて、片思いで終わるしかないって分かってるけど今だけ一緒にいる、そんな相手が、急に視界から消えてしまう切なさってどんなもんかと思ったらもうキューンて!

そんなわけで、正直、黄瀬くん以外の人がなかなか好きになれないので、ここまで。今週の超豪華パンで嬉しそうにする黒子くんの顔が気になってしょうがない。

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